朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

米国の大学と学会

2011-03-26 | 東日本大震災
福島第一の進行しつつある状況、その影響、対策、結果など、日本のひとたちだけでなく、世界中の強い関心を引いています。

原子力エネルギーが、今後、世界中でどうなるのか。どれだけの安全対策が可能なのか、原発をやめるという選択肢はありうるのかなど。

テレビや新聞、雑誌など報道機関の記事だけでなく、米国の大学、学会は自発的な情報収集、解説、意見を発信し始めています。

日本の場合、医学学会が水道水摂取に関して意見を発表した以外には、そのような動きは見かけません。

米国の大学の例:MIT(ボストンにある理工学のトップ大学)
MIT NSE Nuclear Information Hub (http://web.mit.edu/nse/)
大学の公式サイトとして運営しているようです。




IEEE、米国人が中心的ですが、世界的な電気電子技術の学術学会・職業人組織の機関紙。数年前から紙冊子に加えて、電子ファイル(PDF形式)でタイムリーに発行しています。

IEEEは数十万人の会員が所属しており、この機関紙には専任の取材、執筆スタッフがいます。





これを拾い読みした話題です。

「日本のロボット技術は非常に優れているのに、なぜ放射線の多い事故現場にて働かせないのか?」

日本人のロボット研究者にもインタビューして記事にしています。
「瓦礫散乱、状況不明の現場で高度な応用力が必要な仕事には、現在のロボットでは作業能力がない」

これまでも、災害救援ロボットの必要性がいわれ、研究室レベルではいくつかあるようですが、実用レベルのヘビィデュティー・ロボットはありません。多分、経済的に採算がとれないためでしょう。もしかしたら、兵器としてのロボットはどこかにあるような気がします。

~~
(追記:2011-03-26 13:37)
Asahi.comに、米国製「消防士ロボット」を福島第一に投入という記事が出ていました。
http://www.asahi.com/science/update/0326/TKY201103260126.html

"パックボットは米軍によってアフガニスタンなどの紛争地で爆発物探知などの任務に投入されてきた。" やはり、軍用にはありましたね。
コメント
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