朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

大気圏核実験の時代(1950-60年代)、そのとき乳幼児・少年少女だった人々は今?

2011-03-28 | 東日本大震災
(過去記事の再掲、一部修正)


(注: 縦軸は「ログスケール」、つまり横線ごとに10倍の数値を表示しています)



過去55年間にわたって、日本(東京高円寺と筑波)での放射線量記録が下記にあります。
気象研究所地球化学研究部の論文(気象庁の研究所)。

http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/2007Artifi_Radio_report/Chapter5.htm
 
かつて数十年前には、米・ソ連・英・仏・中国などの国が核爆発実験を大気圏で実行しました。

秘密兵器の開発のためでした。

1954年太平洋ビキニ環礁で米国の実験がおこなわれました。

通告された範囲の外で操業していた日本のマグロ漁船、第五福竜丸が被曝しました。漁船員に死んだ人もでて、生き残った方も後遺症に悩みました。

米国だけでなく、上記の核兵器所有国が競って大気圏核実験をやったのです。今となっては全く信じられません。

そんな欧米諸国の市民が過剰に今回の事故を恐れることには、日本人として大いなる不満があります。原子爆弾を発明し、今も保有するのはどこの国ですか。

~~

その当時(1950-60年代)は、現在の数百倍強い環境放射線を浴びていたことがこの記録から分かります。

当時の環境放射線の程度は日本だけでなく、世界中で同様だと想像します(偏西風などで拡散)。

その時代に乳幼児、青少年時代をすごしたのは、今の47歳から70歳です。



コメント (2)
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