朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

比叡山の紅葉、横川

2010-11-08 | 京都の文化(秋)
秋が深まってきました。

週末です。天気が良いので紅葉見物に出かけることにしましたが、平地のお寺はまだ早いようなので比叡山に行きました。

叡電、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで山頂へ。そこからシャトルバスで、一番北にある横川(よかわ)に行ってみました。ここには初めて参詣します。

バスの終点で降りると、観光協会の人たちが「紅葉まつり」イベントで呼び込みをしていました。ガラガラと回転する抽選器でのくじを無料サービス。幸先よく、「抹茶」が当選。



ラッキー。あじゃり餅もついてきました。この焼き餅菓子は大人気で、最近の京都土産の定番になりつつあります。

参道に並んでいる大きな絵と文字の看板で、親鸞さんの伝記を勉強しました。その後は、日蓮さんの伝記でした。なるほど。このような絵解き解説は、わたしのような人間にはいい勉強になります。



数分歩くと、横川中堂の下に到着です。堂々たる朱塗りのお堂です。



お堂の中からの景色。





この境内には、西国三十三所のお寺の本尊を石仏にして随所に安置してあります。



きれいな仏様です。蓮の花を持っておられるので、この横川中堂の本尊と同じ聖観音菩薩でしょうか。



これは恵心堂。一番奥に静かにありました。まだ青い楓が多い。

このあたりまで来ると、本当に人が少なくて凛とした雰囲気が漂っていました。



戻る途中に梵鐘があって、自由に突かせてもらえました。

ご~お~ん~ん~~

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ところで、「紅葉狩り」と言いますが、なぜ「狩り」なんでしょうか。

昔は、もみじの枝を折って、鑑賞したり、肩に掲げて持って帰ったりしたようです。日本舞踊や歌舞伎の場面でもそんなしぐさがあります。「狩る」は取るの意味、イチゴ狩り、ぶどう狩りなどで使われていますから。

今は、そんなことをする人はいなくなりました。

(つづく)
コメント (4)
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