朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

琵琶湖疏水

2010-11-28 | 京都の文化(秋)
蹴上の奥にある神社の紅葉見物に出かけました。



その途中に水がゆったりたっぷり流れている疎水を越えました。



明治時代、日本の近代化をリードする琵琶湖疏水です。琵琶湖と京都をトンネルを掘り、運河で結びました。当時、鉄道も自動車も本格的道路もまだ存在していない時代に、船と水路による運輸(インクライン)、その動力として水力発電、京都の水供給と一気に外国技術を輸入して近代化を図りました。



この日、後で山科にも行ったので、疎水の東側も見ることができました。ここにも疎水トンネルがあり、正面から眺めると反対側の入り口の半円を見つけることができます。

その頃、近所の子供が水路に落ちて死亡する事故が時々発生して、その子たちの霊を弔い、また付近の子供の安全を祈念するため、子供を抱いたお地蔵さんが奉られていました。

ユネスコの世界遺産に申請すべく準備を進めているようです。日本の近代産業の記念碑として大いに価値があると思います。

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