3日目は再びウエスパ椿山駅から「リゾートしらかみ」に乗車。地酒の飲み比べセットを吞みながら車窓の景色を楽しみながら海岸沿いを北上。2時間ほどで弘前駅、東急で使われていた車両の弘南鉄道に乗り換えで黒石市へ。
駐在所のような佇まいの弘南鉄道の駅舎、
「日本の道百選」のこみせ通りへ歩いていき杉玉が吊り下げられている酒蔵へ、 近くに上原げんと他のモニュメントがあるというので行ってみた
三橋美智也「武田節」を作曲した明本京静、「網走番外地」を作曲した山田栄一そして”美空ひばり”の多くのヒット曲を生み出した上原げんと更に石原裕次郎のヒット曲を生み出した上原賢六はこの黒石市が生んだ昭和の作曲家。
顕彰碑
古い町並み
ここからバスに乗ってダム湖「虹の湖公園」道の駅まで行き送迎バスに乗り換え深い山の中に入っていく。林道から急坂を下っていくとランプの宿として有名な秘湯の一軒宿「青荷温泉がある」。位置は十和田湖の裏手あたりだろうか。
外の湯小屋にある総ヒバ造りの浴槽が素晴らしい
全部で4か所ある湯殿はいずれも無色透明、さらさらの単純泉。温度も丁度良い頃合いの源泉かけ流し。
夕ご飯を食べた後は真っ暗闇の露天”滝見の湯”に一人入ったが風が冷たくその為温度も37~8℃とぬるくなっており1時間近くも浸かった。
やはりヒバ造りの内湯
食事も美味しく宿泊代もリーズナブル。木造の宿で友人達と周りに迷惑を掛けないよう注意を払いながら会話だ。
勿論、ランプの宿ということで電気は引かれているけれど部屋などすべて灯りはランプだけ。都度灯油を入れなければならずメンテナンスも大変だろう。
自分もアルコールランプは持っているけれど使い方が難しい。使い方のコツを
伝授してもらった。
山深いここの温泉はいわゆる昔からの湯治宿だが隣に渓流が流れており、岩魚や山女魚を釣りに、或いはマタギの人に偶然発見された♨なのだろう。
いやあ、しみじみと良い湯だった。