お”家内”がスポーツクラブの仲間と瀬戸市で新年会をするというので送って行ったのだが時間があったので久しぶりに町歩き。
行くのはおよそ1年ぶりだろうか。城下町ではないけれど古くから瀬戸焼で栄えた歴史のある町なので歩くと色々発見でき好きな所だ。
陶磁器産業が衰退するにつれ中心部も寂れた感はあるけれどそれがまた良かったりする。
市営の無料駐車場に止め、瀬戸蔵ミュージアムに入ると4階に展望フロアがあったので上ってみる。
猿投、三国山から続く丘陵に挟まれ、市街地の間に川が流れている。焼き物産業の職人さんで賑わった中心部を望む。
出た後は目的もなしにぶらぶらと路地歩き。
ここが有名?な宮前地下街。 前から一度行ってみたいと思っているうなぎ屋があり、炭火で焼いた良い香りがしてきたがこの日は受付終了だった。
市内にはうなぎ屋が多いが、これはきつい窯場の作業で職人さんたちが精を付けるためにウナギが好まれたという説を聞いたことがあり、隣の多治見市もうなぎ屋が多いのは同じ理由らしい。
NHKラジオの朝の帯番組で「すっぴん」がある。主婦向けの番組なんだろうが、切れの良い語り口のアンカー藤井彩子と日替わりのパーソナリティの中で金曜の高橋源一郎、
月曜のサンキュータツオ、そして水曜日の能町みね子が好きで、といってもリアルタイムではなく「らじるらじる」で後から欠かさず聴いている。中でも水曜日「みね子のあ
の街この街」というコーナーがあり、観光ガイドに乗っていない日本全国の町を色々訪ね歩くというという内容なのだがこれが好い。
で、少し前に瀬戸に来訪。この宮前地下街の由来なども触れていたので聴いていたときは、思わずおお!となったのだが確かにこの地下街って不思議な命名だ。
店は他にも瀬戸焼そばや飲み屋などもあるがシャッターを閉めたままという店も多い。
地下街のすぐ前、深川神社に向かう参道の入り口にある鳥居にタイルが用いられているのは流石陶器の町だ。
川を挟んで両側に長さ2~300mの2つのアーケード商店街がある。
アーケード街に入ってもシャッターを閉めている店が多いけれど、中にはシャレオツな店もあり、ややチグハグではある。
いつ頃まで営業していただろうか。当時は繁栄していたのだろう商人宿。
映画館やパチンコもあったのだがすべて閉鎖になって久しい。当時、隣りの村に住んでいた子供の頃、正月には砂利道を満員のバスに揺られ宮前地下街で瀬戸焼そばを食べ、千代田東映に中村錦之助、大友竜太郎などのチャンバラ映画を見に行くのが愉しみだった記憶がある。
この中央館には入った記憶は残っていないけれど、そういえば確か成人向き伊映画「女王蜂」、高校の時に友達と隠れるようにして入った映画館は何処だったろう。
そういえば当時のタバコ屋さんはどこもこのようなPOP?か、があった筈
ボリーミーランチ!
アーケード街の途中に細い路地があり中に入ってみた。この店でポタせんべいを買って、おばあちゃんにここはいつ頃からやっているのと聞いてみたが
わからないと言われてしまった。
(続く)