故郷にUターンし5年、40年前に建てられただだっ広く古くなった実家の住みにくさにはうんざり。でコンパクトな終の住まい造りを検討中です。
近所の住宅展示場でローコストメーカーを中心に何社か見て回ったのですがモデルハウスはどこも二階建ての大きな家ばかり。老夫婦二人で住むのには全く参考にならないのでどうしようかと思案していたのですが、偶然ウエブで知った豊田市の工務店が手掛けた家を見ていっぺんに気に入ってしまい、建てる際はこの工務店にお願いしようと打ち合わせを始めました。先日当方の希望を工務店に話す為訪問した際、近いうちに山の見学会があるからと誘われ好天に恵まれた暖かい日に三河地方の新城市にある材木店まで出かけてきました。この日は全部で20組位の人たちが参加。この材木会社と取引のある工務店の何社から建築を予定している人達が参加していました。
ここは三河材のスギとヒノキを扱う製材グループの会社で木の切り出しから始まり加工された板まで一貫した流れをすべて見ることができます。
無垢板と構造材にしたあと外で自然乾燥中の現場と工場内部


丸太から板に加工するマシン

更に工場から一時間程奥に入った山で切り出し作業を見学。この杉の木は樹齢100年程の巨木。

30度以上もある急な現場。ここまで車を止めてから40分程急な道をあるいてようやく到着。大変な重度労働だけれど働いている人達は高齢者ばかり。農業と同じです。TTPで日本の農業は壊滅状態になるだろうけれど林業はどうなんだろう。いまでも安い外材におされて日本の林業は衰退しているけれど日本の木材の良さを知るとやはり家は杉や檜をつかって建てるのが一番と知った一日でした。

(Nikon D300s+TOKINA12-24mm f4 5JPEG→Photmatix→Topaz Adjust)でHDR加工
日本の木の素晴らしさはよく判ったのですがローンが組めない団塊世代に果たして終の住まい造りが出来るだろうか?
その経過を時々アップしていこうと思っています。