鮎釣人の日々

 退職後の人生をどう生きるか。鮎釣りを中心とした今後の生活設計模索の日々を綴ります。

鮎釣人の日々(9/9)

2013-09-09 08:30:00 | 日記
 洪水のたびに川の形状や底石の状態に変化が生じます。洪水は水圧で動かせる石を下流に移動させます。残るのは根の生えた岩だけです。
 石の流されやすい場所がある一方、流されてきた石が溜まりやすい場所もあります。川の石はもともと山の石です。山の石が谷に転がり、谷の土砂とともに川に流れ出ます。
 大きな洪水時には石は海にまで転がり出ます。途中に淵や堰堤やダムのある川では深みに溜まります。
 このことが繰り返されていれば、川に石が無くなることはありません。ところが残念なことに、ほとんどの川の上流部では、石の供給源になる谷が砂防堰堤で仕切られ、砂は多少流すものの、川の生産基盤である石の流出を食い止めているのです。そのうち、日本の川は石の無い川になります。
 さて、昨日は日野川を見て廻りました。先月末から昨夜までの雨で、水位が倍近く高くなっていました。やや強めの笹濁りで、石は真っ白の白川状態でした。このまま雨が降らなければ週末に川に入れるかどうかと言ったところでした。
 不完全燃焼のまま今年の鮎釣りも終わるのかと、寂しい気がしますが、終盤の終わり方はいつもこんなものです。
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