遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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重陽の節句

2016-09-09 13:01:25 | 雑感
   すすきの穂が一斉に同じ方向に
   咲き乱れるコスモス
   マツムシソウ

9月9日は重陽の節句である。このことはラフカディオ・ハーンの小説で知った。菊の節句で長寿を祈る日だそうだ。小説では遠くで死んだ武士がこの日、出発した土地に帰って来るという話だったように思う。

身の回りでは、いよいよ秋の気配が強まってきた。空の色が濃くなってきたように思うし、ススキが一斉に穂を出してきた。咲き乱れるコスモスは風に揺れ、マツムシソウもひっそりと紫の花をつける。萩はこの辺りではもう終わりに近い。

旬の魚はシマアジが紹介されているが、私には意識して味わったことはない高級魚だ。1/3ほどの値段で美味しいと言われるのが「かいわり」だそうだ。握りも刺し身も塩焼きもとびきりの美味だという。食欲の秋の到来だ。

気の早い樹木の枝は、もう色づいているのも出てきた。

   色づき始めた枝

典型的な物語

2016-09-06 08:35:04 | 


いかにも小説らしい設定の物語である。

米澤穂信「折れた竜骨」東京創元社 2010年刊

舞台は12世紀末の欧州、大英帝国の東に位置するソロン島という小さな島、そこの英明な領主暗殺を巡る謎解き物語である。ロビンフッドの時代といえばイメージしやすいだろうか。

その島をディーン人という、怪物(首をはねないかぎり、生き返る超人)集団が攻めてくるという状況で、迎え撃つ方も魔術を使う傭兵が活躍する。暗殺するのも魔術、それを征伐しようとするのは、宗教的な義勇団、といういかにも中世の物語だ。

主人公は暗殺される領主の娘であるが、その設定にも無理はなく、大活劇を展開する。とにあれ著者の並々ならぬ描写力で、この中世のミステリーは楽しく読み進める事ができるが、若干作り物というイメージがつきまとう。

謎解きの描写にページ数を割くあまり、ディーン人襲来場面があっさりしすぎているのが惜しい。ただこの300頁をこす長編を飽きさせずに読ませる筆力はさすがである。

薪が来た

2016-09-05 01:54:14 | 雑感
   トラック備え付けのクレーンで下ろす
   てんでに散らかした跡

まだまだ暑い日が続くが、時折寒い朝晩がある。まだストーブを焚くほどの温度ではないが、そろそろ準備をしておこうと、薪屋さんに注文をした。

電話をかけてみると、案外同じように注文するところがあると見え、近所に配達するついでがあるとのことで、注文翌日にはトラックが来た。クレーン付きのもので、荷台に積んだ薪を鉄籠まま下ろす。その籠から薪を出すのは、籠を傾けて薪を放り出すという荒っぽい仕業で、一面に薪が散乱した。

小屋の床下に収納するには、かなりの労力を必要とする。100束の薪はそこそこの重さがある。二人の息子に招集をかけねばと思い、とりあえずその場で片付け始めた。一輪車に5束載せて運んでみたら、かなり重くてふらつく。一回に3束にしてみると丁度いい。

とりあえず半分を運び、後は翌日に回した。一晩寝てみると、あと半分は意外にすんなり収納できた。二人の息子の出番は今回はなかった。

「ハチ激取れ」戦果

2016-09-04 11:25:16 | 雑感
設置した場所により色が違う
   誘蜂液に浮かぶ死骸

6月に交換した「ハチ激取れ」のトラップの液体の色が黒ずんできた。今シーズンはおかげで蜂の数はあまりなく、取り替えるほどではないと判断して、撤去することにした。先日次男が遊びに来た時、撤去を頼んだのだが、遊びに忙しく、忘れて帰ってしまった。


デッキに飛んで来る蜂の数は今年は多くなく、外で食事をするのに支障はない。トラップを2ヶ月余ぶら下げているうちに、液体の色が黒色や灰色に変色してきたのもある。第一弾に比べこの第二弾は取れた蜂の数は少ないが、それでも確実に穫れた。

誘蜂液の色がこんなに違うのはなぜだろう。取れた昆虫によるのだろうか。いずれにしても長い間ご苦労様でした。

池を巡りて

2016-09-03 08:24:39 | 雑感
    槻の池案内表示板
    槻の池桟橋
    ルアー釣りに興じる釣り人
    管理もされている

この別荘地にはゴルフ場の中を別にすれば、3つの池がある。槻の池、古田の溜池、小段の池で、いずれも堰堤で仕切られた人工の池である。

天気が良いので少し散歩の足を伸ばし二つの池を巡ることにした。まずは槻の池、ここはフィッシング場として整備され、子供の遊具も設置され、ゴルフ場にも隣接している。この池にはいろいろな魚が放流され、水面を跳ねる。3つの池の中で最大である。

ルアー、毛鉤の人が多く、何時も数人が池の傍で竿を振っている。桟橋や駐車場も整備され、子供の遊具も>設置されている。トラウト類を中心としたかなり多くの魚の姿が見られ、時折釣り上げられている。もともとロッジがあったのだが、撤去され今は更地になっている。

次はその先にある小段の池。ここは訪れる人も少なく白樺林がある静かで綺麗ないけである。御射鹿池程ではないが、東山魁夷の絵に出てきそうな雰囲気である。

小川が流れ込み透明な水が静かに溢れている。水面に樹々と白雲が映り、時には水鳥が遊ぶ。絵心があれば水彩画でもものにしたいところである。

ゆっくり歩いて2時間、池巡りを楽しんだ。

   静まり返る小段の池
   一応柵が設けられている

季節の交差点

2016-09-01 03:51:51 | 雑感
   強い日差しに光る緑

   小さなイガが出始めた

台風一過して久しぶりに青空が戻ってきた。心なしか空の青さが強くなったようにも感じるが、まだまだ日差しは強い。真夏の暑さである。雲も垂直に発達して入道雲に成長している。少しずつ季節は進んでいるのだろうけど、日常は夏そのものである。

暑い日差しの中散歩に出てみると、強い日差しは正に夏、くらくらするほどの暑さである。気象庁の長期予報では9月は比較的高温が続くと言われる。ただ日陰に入るとここら辺りはぐっと涼しい。秋の風が吹くと更に過ごしやすくなるだろう。

そんな中、道端を見ると栗の木が小さなイガをつけていた。青くて可愛い。まだまだ小さいが形は立派な栗イガである。真夏の暑さが残る中確実に進む秋の足音だ。自然は偉大だ。