一月ほど前にYオークションで東芝製RD-XD71を¥15,000で買った。
とても良い買い物だと喜んでいたらトンでもない性悪な機械で、購入直後の受入れテストは順調にパスしたのに、その後に画面が凍りつく現象が多発。
平均1時間50分に1回の頻度、つまりまともな映画の録画や再生が出来ない代物であった。
NETで調べて様々な情報を整理すると、「この機械は欠陥品だった」とのこと。
で、対処方もいろいろとあって究極の対処である、CPU周りのコンデンサ交換に手をつけた。
一応ラックに収まっていて、普通に動けば便利な機械なんだけども。,
,
,
,
カバーを開けた所で、3枚目が問題の箇所。
これからこの電解コンデンサ(C486)をタンタルコンデンサ(¥230)に交換。
,
問題のコンデンサを交換した後。
表面実装なのでPT板を外さなくても良い代わりに、取り外しの半田箇所が小さくて大変
(借り物のコテが役に立ちました。 感謝 m(_ _)m )
,
,
,
右が設計チョンボのアルミ電解コンデンサ、で交換したのと同系のタンタルコンデンサ。
電子回路の設計者なら、アルミ電解が高周波ノイズに無効な事など常識なんだけども。多分試作品で問題無く動作したので量産→運の悪いユーザが「ビンゴー!」てな具合か。
なおこの製品は5年以上前の物なので今の東芝製品にはこんな問題は無いと思う。
さて、修理した機械は約90分経過して未だ動作している。
どうなることやら、結果は神のみぞ知る。
PS:画面が凍りつく現象について
これはプログラムが正常に進めなくなるフリーズと呼ばれる現象で、この原因は「ソフトウェアバグ」と「雑音の影響」がほとんど。
いまさらソフトバグも無いだろうから、雑音除去に焦点をあてた今回の改造は多いに期待。
(ハンダ付けが少し難しかったかな)
私もこの対策はネットで探して知ったもので、残念ながら私のアイデアではありません。でもこの記事がお役に立てたなら多いに満足です。