HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

The Ivy

2010年06月20日 | 細美武士/the HIATUS
もう一ヶ月はヘッジホッグのネットラジオを聴いていない。
くたびれきった日々、食事もままならない日もあって
気づいたらイスに座ったまま寝てる。目が覚めたら夜中の2時ぐらいで
そこからお風呂に入り、慌ててベッドにもぐる。そしてまた6時前には
起きて、仕事場へでかける。

でも、こんな感じの人ってこの世には
いっぱいいるんじゃないかなって最近思う。

自分だけしんどいって、かわいそうがっていたらだめだなって。

だけど、自分には音楽が好きっていう感情があってよかったって
こういう今だからこそ痛切に感じるんだ。

いろんな状況でも、i-podが側に無くても
何度も聴いたその歌たちは、これはというときに
頭の中で勝手に鳴ってくれるから。

細美武士っていうアーティストも
これっていうときにいつも助けに来てくれるんだ。

それは時にELLEGARDENの曲だったり
The HIATUSの曲だったり

そのバランスはまるで「ニュートンのゆりかご」みたいだなぁ~って
最近、感じる。

「ニュートンのゆりかご」っていうのは以下を参照してください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ニュートンのゆりかご

日本ではアメリカンクラッカーとかカチカチボールとか言われて
2つのボールが一つの紐に結ばれていて、その紐の真ん中を持って
2つのボールをカチカチぶつからせて遊ぶおもちゃになってますが、
ご存知でしょうか?

私の中でその紐の真ん中が細美さんで
1つのボールがELLEGARDEN
もう一つのボールがthe HIATUSで
それがその時、その時にカチカチと
ぶつかってどちらかが上の方に跳ね上がって
音を鳴らすそんなイメージがあります。


今までも何度も書きましたが、
私にはそのどちらも同じラインに存在して
優劣や好き嫌いをする存在ではありません。

別々に存在していて
別々に好きなんですから。


ELLEGARDENの細美さんが好きだったという人も
いるでしょうし、
今の細美さんが好きだという人もいるでしょう。

どちらを支持するとかそんなこと考えもしないし
人それぞれの感じ方なのでそれに対する意見もなにも
ありません。

ELLEGARDENは今休止中でいつか細美さんは復活させようと
絶対に思っていると彼の発言から想像することはあります。

そのときに、前みたいな細美さんじゃなくなっちゃったら
どうしようと思っている人もいるでしょう。

でも、私はきっと同じじゃないと思います。

これは誰もわからないことですが、
もし、ELLEGARDENが今も活動を続けていたとしても
そこで何も変化がないままきているとは言い切れないでしょ?

むしろ、エルレでも変化していたと思うのです。

昔から、好きになったアーティストのアルバムで
一番好きなのはいつも最初に買ったアルバムです。

なぜなら、その中の曲を聴いてファンになったから
その曲こそがそのアーティストの自分のベストソング
であるのは変わり得ないのです。
いわゆる私とそのアーティストとの「結婚」ソングなわけです。

「結婚」」したらそれからの人生2人にはいろいろあるわけで
変化もいろいろあって、その変化が我慢できなくなったら
「離婚」になるわけです。逆にその変化があっても
根本的なその人の存在を大事に思ったり、
「結婚」したその日をいまだに鮮明に覚えているのなら、
きっとずっとその人についていくことができるわけです。

私にとっての細美さんというアーティストはそんな存在です。
だから、彼の作る曲において、今の段階ではまだ好きだという
気持ちは継続中ですし、過去のすべての曲は一生ものです。


「The Ivy」という曲はYOU TUBEで初めてPVと同時に聴きました。
出だしから衝撃的でした。アプローチの仕方が、初期のMUSEを彷彿
させたけれど、もちろん曲の雰囲気はぜんぜん違います。
後半はレディオヘッドを彷彿しました。
細美さんがMUSEを好きかどうかは知りませんが
同じようにMUSEが好きな生形さんもNothing'sでMUSE的な
アプローチをしているけれど、こんなにも切り口が違うんだと
興味深かったです。
レディオヘッドを彷彿するといえば、ストレイテナーのホリエくんの
作るサウンドですが、この部分でもやはり切り口が違うから
おもしろいなぁ~って思いました。

歌詞を聞き取るのは難しいけれど
夜が来て、星が出ているその下に
ツタがからまっていく壁というような
くだりに、なんだか自分が何かに
がんじがらめになっていく感覚を
感じました。

PVもキリストとマリアを思わせる
映像で、すごい苦しみと悲しみを感じました、

戻れない過去を思って、
逃れない苦しみを抱えて
でも最後にはカタルシスがあって
静かに戦いを終えるようなイメージでした。

歌詞カードを見ないと詩の内容をなかなか理解できないので
早くアルバム発売日になってほしいです。

この「The Ivy」を聴いて、やっぱり彼は毎回
彼自身を超えていく人なんだなって思うと同時に
こんな曲を他の誰が作れるんだ?って思う程
素晴らしいと私は思いました。

そんな歌をつくる彼の頭の中を見てみたい。
映画「マルコヴィッチの穴」みたいに。









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4 コメント

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2nd line. (こぢけん)
2010-06-29 15:20:24
Ivy = (n)"a climbing vine" 「ツタ」。

僕もYoutubeで初めて観て思わずコメントにも書きましたが、初めての印象が「正しくバンドが2ndにもってくるような作品」だなぁと思いました。何というか葛藤の真っ只中というか。

本当に感じ方も昇華の仕方も人それぞれだと思います、

僕はそのセカンドという点で真っ先にこの曲から浮かんだのが、Weezerの2nd"Pinkerton"みたいな存在のアルバムがくるような予感がしました。(ほぼ音楽性が違うのに。笑)

でも正しく、僕が好きなセカンド名盤説(節)。


予断なのですが、
そういえば先日、FB17さんのブログを見て触発されて
NCISを僕の英語のブログに載せて、それをmixiにリンクを貼ったら友人がえらく気にってくれました。
そしたら友人と、NCISの新曲のMVにも出演している俳優・渋川清彦さんとが同郷で繋がりがあったようで、、
何とも嬉しい小さな偶然の繋がり連鎖が起きていました。つたに絡まるように、引き寄せられたのでしょうか。
返信する
Weezer (FB17)
2010-07-04 02:21:32
the HIATUSの音楽性と一見違うようにみえますが
細美くんはWeezer大好きですから、知らず知らずのうちに
その影響は出ていると思いますよ。

NCISを聴いてくれる人ももっと増えるとうれしいし、
海外に住むこぢけんさんがリンクを貼ってくれて
国内海外問わずいろんな人が聴いてくれるチャンスを
作って下さる事に対して
きっと村松くんも喜んでくれると思います。

渋川さん自身については詳しくないけれども
演技はすごいですよね。圧巻!

なんか映画撮りたくなるかんじ。

ってPVもショートフィルムですものね。
マイケル曰く。

返信する
Unknown (はるき)
2011-02-20 22:24:58

ELLEがすき。

細美さんが好きとかじゃなくて

一人ひとりが
一つ一つが

うちも

大好きです


weezerがすきで
それを姉に言ったら
ELLEをすすめられたんですけどね。


なんか
似てる曲とか合って
なんか

より
ELLEにはまってしまいました

はまる
原点になった感じですね。




はやくライブに行きたい!!
返信する
Unknown (FB17)
2011-02-23 00:23:28
エルレも好きなんですね。
私がメンバーを目の前で見たのは
まだ世間に知られてない時で
田舎の小さなライブハウスだったのですが
あんな時間ってもう来ないんだろうな
っていうぐらいの大事な思い出です。

今ではみんな遠い存在になってしまって
ツイッターとかでたまにドラムの
高橋さんに相手してもらえるぐらいです。

エルレの活動休止後、一番近くで出会ったのは
ベースの高田さんですが、みんな素敵な人
ばかりですよね。エルレのメンバーは。

またいつかELLEGARDENのライブを見たいですね。


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