HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Night Line

2007年01月30日 | 邦楽
最近いろいろCDを買い過ぎて、かなり貧乏人となっております。そんな中の一枚に『NIGHT LINE』があります。そうTHE BIRTHDAYのシングルです。といっても4曲入りで、DVDもついてます。これで1,575円であります。別バージョンもあって、それはライブCD付きバージョンです。さすがに両方買うことはしませんが、私はやっぱりチバさんが好きなんだと改めて思います。

ミッシェル、ロッソ、The Birthday・・・どれもやっぱりチバさんの世界観がいっぱいで。それと私はクハラさんのドラムが好きです。タイトで軽やかで、リズムがしっかり刻まれて、なんか安心できるんですよ。子宮の中にいる赤ちゃんが聴くお母さんの心臓の音みたいなもんかな・・・

たとえば、レミオロメンの藤巻くんやTOKYO DROP(JET KELLY)の真田さんの書く詩はまるで小説のようで、1曲聴くと短編小説を読んだような気持ちになるけれど、チバさんの詩はまるで写真のようで、その場面、場面が彼の視点で切り取られて、それが無造作に並べられているそんな感じです。


「NIGHT LINE」の歌詞の中に出てくるアル・パチーノ。彼のことをどれくらいの人が知っているかわかりませんが、映画好きな人ならきっとご存知でしょう。たとえば昔は渋い役で「ゴッドファーザー」とかに出て、最近では「シモーヌ」とかのちょっとコメディ系に出ているハリウッドの大俳優・・・でもですね。彼の一番いい味が出ている映画は彼の初期の作品「スケアクロウ」と「狼たちの午後」であります。特に「スケアクロウ」泣けます。その男のせつなさに・・・素敵すぎです。アル・パチーノ。

おそらく、チバさんもアル・パチーノの映画が好きなんでしょうね。なんかまさにナイトラインが似合う大人の男がアル・パチーノであり、チバさんであります。

チバさんの歌はどこかジム・ジャームッシュやレオス・カラックスの映画に通じるところがあるから、もしかして彼らの映画を結構見ているのかな~って思ったりもします。

ジム・ジャームッシュの映画なら、たとえば「ナイト・オン・ザ・プラネット」「ストレンジャー・ザン・パラダイス」とかカラックスなら「汚れた血」だとか・・・前者はアメリカの監督で後者はフランスの監督です。

私が日本で好きな俳優のオダギリ・ジョーもジャームッシュフリークだし、この監督の映画によく出るミュージシャンのトム・ウエイツ(そうそうマイケミカルロマンスも影響受けたと言ってましたね)はやはりナイトラインという言葉が似合う人。


といいつつ、THE CLASHの音楽で多感な時期を超えられた私と同様にチバさんたちはTHE CLASHの子どもたちでもあります。

「ロンドンで生ミック見た~」とかそういう話ではしゃいでいたチバさんたちのことを今思い出しました。ミッシェル時代ですが・・・

THE CLASHといえば、最近ベースのポール・シムノンがブラーのデーモンたちとTHE GOOD, THE BAD, AND THE QUEENっていうユニットを結成してアルバム出しましたね。おそらく、買うと思います・・・わたくし(笑)ブラーも好きだし、THE CLASHは私のロックの神様って感じですからね。そのポールが復活ですよ~。PVは見たんですが、デーモンはかなり年を取り(笑)、ポールはデーモンよりもっとずっと年のはずなのに、若くて昔のイメージのまま・・・すごいな~って。このユニットのサウンドには「ロンドンコーリング」のダッ、ダッ、ダッ、ダッっていうリズムを強く刻むベースの音があるんですよね。あ~あのベースだ~って。もうにやけて(笑)しまいましたよ。


なんか「NIGHT LINE」から話が転がるは転がるは・・・(笑)


こうして、私のロック夜話は永遠に続いていくわけです。


改めて、本当に私はロックバカだな~って感じます。
コメント
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