HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Count THREE ツアーファイナル後編

2007年01月07日 | インディーズ
去年の9月29日にレコ発のツアーが京都VOXHALLで始まって、そして今年1月5日に同じVOXHALLでファイナルを行ったVelvet Mellow。

私はその初日とラストを見る事ができて、その全13本のライブの間での彼らの成長ぶりを素人ながら垣間見ることができました。

彼らのセッティング中のBGMは私の最近好きだとこのブログにも書いたFLYLEAFの曲で、そこからもう私のテンションは上がってきました。そして、いよいよ会場が暗くなって始まる直前に流れたのがマイケミカルロマンスの「THE END」・・・ファイナルとかけたのか・・・でもこの曲が流れてすごく喜んだのはきっと会場の中で私だけでしょう(笑)

そして、まずスクリーンに以前も書きましたが、VOXHALLのスタッフさんが愛を込めて作られたツアーとCD宣伝用映像がかっこよく写し出され、そしていよいよ彼らが登場しました。


最初登場した女性ボーカルのアヤさんはほんと艶やかでオーラが出ていました。紺のスリップドレススタイルに艶やかな柄の着物を羽織ってのその姿は誰しも溜め息が出てしまうほどの美しさとパンクさ。歌った曲は「ウロコアゲハ」・・・まさに蝶でしたね。彼女ならアナスイのモデルに即なれます。

次の「セカンドベイベ」乗りのいい曲で、かなりインパクトがあります。この時はもう着物は脱ぎ捨て、セクシーなスタイルで会場を魅惑してました。ギターの潤さんはギターをギブソンのレスポールJRに替えて(新しく買われたそうです)独特のスタイルで、そうグラマラスなスタイルで、妖艶なギターを弾いてくれました。ベースの河村さんはロンドンパンクあるいはハードロックスタイルで笑顔でベースを力強く弾き、曲の輪郭を描いてくれました。ドラムのあつしさんはやはり笑顔でしっかりと土台をささえてくれてました。

「プライマリーカラーズ」・・・CDに入っている曲でツアーの初日にもやってくれたこの曲をファイナルで聴くとなんだか、色が深くなっていってる感じがしました。そして、重ねられた色がでこぼこをだんだんと平たく調和させて、なめらかなものにしていったそんなイメージでした。

「風に舞う灰」・・・これは初めて聴く曲でした。昔の曲だということです。潤さんがアコースティックギターに替えて、すわって弾くという珍しい姿を見つつ、しっとりしたアヤさんの歌を聴いたのも初めてだったので、なんか感動しました。このバンドはバラードも素敵なバンドなんだと・・・また聴きたい曲です。

「ナタリー」・・・なんでしょうね。ナタリーという名をタイトルにつけたあたりにグラマラスな香りを感じてしまうんです。いったいナタリーって何者なのでしょう。すごく痛々しいイメージが漂うんですが・・・ナタリーは私の中では寂しげなイメージの人です。だからこそ、壊れないようにそっと抱きしめてあげたい人です。

そして、ラスト。

「Count THREE」・・・ファイナルのファイナルです。あ~この曲を聴いて、はっきりわかりました。あなたたちの涙と汗と笑顔の行方を・・・いろんな事がまるで混ぜられた絵の具のようにステージの上で渦巻いてました。フラッシュバックのように、実際は私はそこにはいなかったんですが、あなたたちの震えた手だったり、ふとこぼした涙だったり、ハイテンションな笑いだったり、憂鬱な横顔だったり、怒りだったり・・・

あ~超えてきたんだな~って・・・


一音一音、一言一言が初日から転がり始めて、その角は今はきれいに丸くなってました。そして、ゆったりと心に入ってきました。



おめでとう。君たちは第一戦で勝利を納めたんだね。それは動員数とか売り上げとかではなくて、自分自身に・・・


次は次でまたいろいろやってくる。でも、もう後ろを向いてはいけないよ。後ろはもう無いんだから・・・進むのみ。



ラストが終わって、思わずアンコールの拍手をし続けました。そしたら、再び登場して歌ってくれました。「クラブ・モラトリアム」・・・思いっきり乗りました。ほんとうはもっと飛び跳ねたかったけれど(笑)

最高のクライマックスで、こんなに感動することってなかなか無い事です。見る側も生涯忘れ得ぬライブの1つになりました。


多くのファンが見に来て、皆がVelvet Mellowが大好きで。そんな素敵な空間をいっしょに過ごせて本当に幸せでした。


あなたたちに出会えて私は本当にしあわせものです。ありがとう。


コメント
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