HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

電車

2006年04月05日 | JET KELLY
電車というタイトルがついている曲って思いつくだけで、最近ではくるりの「赤い電車」やアジカンの「ブルートレイン」、過去においてはブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」とか、あるいはELOの「ミッドナイトトレイン」とか・・・

でも、そういうタイトルについて話そうと思ったのではなく、今日は電車にまつわる曲について書きたくなりました。というのも、忘れた頃に(笑)配信されるJET KELLYの真田さんのエッセイというかコラムの今回のテーマが電車にまつわるものだったから。今までのコラムを振り返っても、結構電車にまつわる話が多い気がするのですが、実際に真田さんの作る曲にも駅のワンシーンや電車の中での人々や遠く走る電車のことが登場します。私はそんな彼の詩とそれを伝えるメロディが大好きなんです。というのも、私は高校、大学と電車で通学し、社会人になってからもいまだに電車で通勤しているので、詩がすごく、場面に重なるわけです。

でも、それが単に「あ~しんど・・・」とただ、通うだけの手段だったり、あとは携帯電話をいじる場所としての駅や電車の中なら、味気ないわけですが、現実にはそう思っている人もたくさんいるはず。

そんな中、真田さんは日々の一瞬を切り取って、それを鮮明に表現するんです。映画のワンシーンのように。静かに・・・そして、それをだんだん温度をもつ情景に変えていくんです。だから、疲れていても駅の雑踏の中にいても、JET KELLYの曲が耳に流れてくると「ふわ~」っと胸の奥から熱いものが湧き出てきて、なんか元気が出てくるし、回りの景色が急にきらきらしてくるんです。

彼の今回のコラムには朝の静かな電車の中について彼の感じたことが書かれていました。あの静けさはこれから仕事に出て戦う戦士の深呼吸するひとときだというような事が・・・彼らしい表現です。でも、私も毎朝仕事に出る時、その静けさの中にいます。そして、まさにこれから始まるハードな一日のために音楽というガソリンを耳から心に注入しています。そして、できるだけ満タンに・・・そうすることで、一日なんとか戦い抜くことができるんです。

私の好きな京都在住のインディーズアーティストに山口茂さんという方がいるのですが、彼の曲にも電車がテーマの曲があり、その曲もすごく素敵な曲で、それを聞きながら乗っていると電車の窓に流れて行く景色が温かく、熱く胸の底に降りて来るんです。そして、窓から見える夜空のもとにぽつりぽつりと灯っている家の灯が人のぬくもりとなり、どうぞそこにいる人たちが幸せでありますようにと思わず思ってしまうそんな曲です。この歌詞には彼の強い意志、自分の夢への意志が現れていて、やわらかい曲なのに真ん中に太い力強い1本線が入っているそんな感じなんですよね。詩をここに書くことはできませんが、いつかこの曲が今よりずっと多くの人のもとに届けばいいな~っと願ってます。
コメント
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