ソウル訪問その１全国比丘尼会会長就任式

 

（韓国の全国比丘尼会会館）

１１月18日（月）晴れ【ソウル訪問その１全国比丘尼会会長就任式】

11月12日、13日、14日と3日間だけですが、ソウルに行ってきました。三十年来の友人の本覺スニムが、韓国比丘尼会の第12代会長になりましたので、その就任式に招待されて行ってまいりました。10年ぶりの韓国訪問でした。

韓国には6000人の比丘尼が今いるそうです。そのトップとして、本覺スニムは、これから比丘尼会を先導して法のために一身に、その職務をつとめられるでしょう。ご自分のお寺は弟子の人たちに任せて、比丘尼会館の会長室に居を移したのだそうで、その覚悟がうかがえました。前会長さんは、用事のある時だけの通いだったそうで、やはりそれでは十分な仕事はできないでしょう。

多くの比丘尼の信頼を受けていますので、31人の役員さんたちとともに執務にあたるそうですし、そのうちの20人以上は、やはりご自分のお寺は弟子さんたちに任せて、泊まり込んで、多くの仕事に当ってくれるのだそうです。皆さんが新会長さんのもとで働けることを、とても喜んでいることが、私にもわかりました。

比丘尼僧伽が、安定的に修行と法を伝えるため、仏法の興隆、広布のためによりよい環境を整えるのが、役目である、ということ。比丘尼のための福祉体制や老後の住居なども整えるように努力したい、という旨の就任の言葉でした。

この方ならば、まことに多くのことが、これからの4年間で改善され、整えられるだろうと、思います。活躍を心から祈っています。短いソウル訪問でしたが、ご紹介したいことがいくつかありますが、来週は自分も学術大会の発表の原稿の仕上げやら、知人のお寺の晋山式やら、さらに実は、ソウルが寒かったので風邪を引いてしまいまして、昨日の法事をなんとか勤めましたが、そのうち時間を見つけてまた報告を致します。

日本も寒いですから皆様も風邪など引かないように、お気を付けくださいませ。