3月5日(金)晴【猫の好きな方だけお読みください。猫ブログ〈猫泥棒になれなかった私〉】(雪の降った日、ミミちゃんを保護)
2月は、東京に珍しく雪が二回降りました。一回目の時は、名古屋に法話で出かけましたが、野良猫のミミちゃんは寒い中でどうしているか気になっていました。犬小屋で寝ていましたので、段ボールで中を囲ったりしましたが心配でした。それから懸念の仕事がようやく終わりましたので、餌をあげている人たちは、ミミちゃんにワクチン注射をしていないというので、早速、我が家に連れてきて、5種混合ワクチンを打ったり、猫エイズと猫白血病の検査もしました。お陰様でどれも陰性でした。
2月は寒い日が続いていましたので、なんとか母を説き伏せて、ミミちゃんを家で飼わせてもらうことになりましたが、餌をあげている人が、返せ、というので泣く泣く返したのです。しかし、再び寒空に放たれたミミちゃんでした。その夜は雪が降るという予報です。飼い主だという人を、なんとか説得して家に連れ帰りたいと思ったのですが、駄目でした。せめてホカロンを小屋に入れて行こうと思い小屋に寄りましたら、先住の親子の野良猫は二匹、抱き合って寝ていましたが、ミミちゃんの姿はありません。
周りを見ましたら、植え込みからミミちゃんが飛び出してきました。思わずミミちゃんを抱いて、私は家に連れ帰ったのです。そして、私が連れ帰ったことを飼い主という人たちに伝えました。黙っていたら、分からないことですが、なんとか説得してもらい受けたいと思っていましたのです。ミミちゃんのことが気になり出した頃、誰かにくださるようなことを聞いていたから、私も心を動かしたのです。ルナ以外にもう一匹飼うには、なかなか決断するまでに私も大変でしたが、寒空に外にいるミミちゃんを見ては、放っておくことができなくなったのです。
翌日もすごい雪でしたし、ミミちゃんを連れ帰って良かったと思いました。ミミちゃんは暖かいカーペットの上で、すやすやとよく寝ています。やはり猫は暖かいところでゆっくりと寝ていたいのだと痛感しました。外で自由にしているほうがよいのでは、という意見もありますが、ミミちゃんを見ていて、あたりに警戒することなく、寝られることがどんなにか猫の幸せかということを、私は学びました。
駒沢公園でも、一日に3回も餌やりをしてくださる猫ボランティアの皆さんがいますが、餌をあげている猫に対して、誰も自分が飼い主だとは主張しません。なぜならば暖かい寝床と交通事故の危険や、鳥に襲われたり、人間に襲われたりする危険から守ってあげることはできないからです。
ミミちゃんのように餌をあげているだけで、飼い主として所有権を主張する人を、今まで私は見たことがありません。家猫として貰い受けたいと言えば、喜んでくださるものと思っていたところに、今回の行き違いがありました。「返せ」の一点張りの言葉を、私は聞くことはできませんでした。飼い主と主張する人たちは、この寒空にまたミミちゃんを外に置いておくだけでしょう。私はなんとしてもミミちゃんを守りたいと思いもし、ミミちゃんにもそう言ったのです。
猫泥棒といわれてもよいと思ったのです。ところが……
(手作りの段ボール製キャットタワーをのぼって、本箱の上に上がったミミちゃん、まだ家に来たての頃。耳の中がピンク色です。真っ黒だったのを拭いてあげたらピンク色でした。)
2月は、東京に珍しく雪が二回降りました。一回目の時は、名古屋に法話で出かけましたが、野良猫のミミちゃんは寒い中でどうしているか気になっていました。犬小屋で寝ていましたので、段ボールで中を囲ったりしましたが心配でした。それから懸念の仕事がようやく終わりましたので、餌をあげている人たちは、ミミちゃんにワクチン注射をしていないというので、早速、我が家に連れてきて、5種混合ワクチンを打ったり、猫エイズと猫白血病の検査もしました。お陰様でどれも陰性でした。
2月は寒い日が続いていましたので、なんとか母を説き伏せて、ミミちゃんを家で飼わせてもらうことになりましたが、餌をあげている人が、返せ、というので泣く泣く返したのです。しかし、再び寒空に放たれたミミちゃんでした。その夜は雪が降るという予報です。飼い主だという人を、なんとか説得して家に連れ帰りたいと思ったのですが、駄目でした。せめてホカロンを小屋に入れて行こうと思い小屋に寄りましたら、先住の親子の野良猫は二匹、抱き合って寝ていましたが、ミミちゃんの姿はありません。
周りを見ましたら、植え込みからミミちゃんが飛び出してきました。思わずミミちゃんを抱いて、私は家に連れ帰ったのです。そして、私が連れ帰ったことを飼い主という人たちに伝えました。黙っていたら、分からないことですが、なんとか説得してもらい受けたいと思っていましたのです。ミミちゃんのことが気になり出した頃、誰かにくださるようなことを聞いていたから、私も心を動かしたのです。ルナ以外にもう一匹飼うには、なかなか決断するまでに私も大変でしたが、寒空に外にいるミミちゃんを見ては、放っておくことができなくなったのです。
翌日もすごい雪でしたし、ミミちゃんを連れ帰って良かったと思いました。ミミちゃんは暖かいカーペットの上で、すやすやとよく寝ています。やはり猫は暖かいところでゆっくりと寝ていたいのだと痛感しました。外で自由にしているほうがよいのでは、という意見もありますが、ミミちゃんを見ていて、あたりに警戒することなく、寝られることがどんなにか猫の幸せかということを、私は学びました。
駒沢公園でも、一日に3回も餌やりをしてくださる猫ボランティアの皆さんがいますが、餌をあげている猫に対して、誰も自分が飼い主だとは主張しません。なぜならば暖かい寝床と交通事故の危険や、鳥に襲われたり、人間に襲われたりする危険から守ってあげることはできないからです。
ミミちゃんのように餌をあげているだけで、飼い主として所有権を主張する人を、今まで私は見たことがありません。家猫として貰い受けたいと言えば、喜んでくださるものと思っていたところに、今回の行き違いがありました。「返せ」の一点張りの言葉を、私は聞くことはできませんでした。飼い主と主張する人たちは、この寒空にまたミミちゃんを外に置いておくだけでしょう。私はなんとしてもミミちゃんを守りたいと思いもし、ミミちゃんにもそう言ったのです。
猫泥棒といわれてもよいと思ったのです。ところが……
