風月庵だより

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ギックリ腰と光線治療器

2006-04-16 21:49:09 | Weblog
4月16日(日)曇り【ギックリ腰と光線治療器】

今日は腰を痛めてしまった。踏み台を動かすのに、うっかり右手だけで持ち上げようとしたところ、左の腰がギクッとなってしまった。軽い踏み台だと思って不注意であった。

このまま動けなくなっては、大変だと思って早速光線治療をした。三十分ほど治療をしたところ大分楽になったので、一仕事をしてから、また大事をとって光線治療をした。多少痛みは残っているが、起きていられないほどではない。こういう場合、光線治療器は強い味方である。

五年ほど前、母がトラックにはねられて、八メートルもとばされ肋骨を四本折ったことがある。その時も毎日病院にも連れて行ったが、病院では何の治療もしないので、毎日家で光線治療をした。そのお陰もあるとおもうが、当時八十五歳の母であるが、五ヶ月ほどで肋骨はきれいについて、病院のせんせいが驚いていらっしゃった。

最近も引っ越ししたばかりの時、母は引き出しを無理な姿勢で開けようとして、背中の筋を痛めてしまった。半年ほど寝たり起きたりぐずぐずとしていた。このまま寝たきりになってしまうだろうかと心配していたのであるが、毎日光線をかけて治療をしたお陰も大きいと思うが、再び元気に起きられるようになってくれた。今も隣室で編み物に精をだしている。

私が今日は光線治療の恩恵を蒙った機会に、この光線治療器についてご紹介したいと思う。この治療器を教えてくれた人は、母の十代からの友人である。この方は結核であったが、この治療器のお陰で九十を越える今もお元気で一人暮らしをしている。この治療器については何の宣伝もしていないようだが、口コミで広がっていて、愛用者が意外といるようだ。行司の二十二代木村庄之助さんも愛用者であることが一代記に書かれていた。

正確には可視総合光線療法といい、黒田式光線治療器と呼ぶ人もいる。黒田保次郎という方が創始者である。現在は黒田一明医学博士が所長をつとめているが、財団法人光線研究所で治療および治療器等の販売をしている。治療を受けに行くと若い先生の傍にいつも老先生が何も言わずに座っていらっしゃるが、この方がおそらく創始者の先生かと思う。

治療の方法は、二本の治療用カーボン電極をアーク放電させて、その光線を体に照射するというだけのことである。ただその症状によって使用する炭素棒の種類が違うので、一度は先生の治療を受けて指導をあおがなくてはいけない。その後は治療器を購入すれば家で治療することができる。治療器は一台あれば一生物であるから、決して高価な買い物ではないと思う。興味のある方は、この記事の最後に黒田光線研究所の住所などを記載しておきますのでご参照下さい。他のところの光線治療器については私は全く知りません。

木村庄之助さんは場所中に骨折をしたとき使われたそうだが、「光線をやったおかげか、その後一度も痛んだことがない。」とわざわざ書いていた。「鼻づまりもこの光線を使ってから完全に通るようになった。」とも書いてあった。これは決して光線治療器の宣伝ではなく、一代記の記載である。庄之助さんの使われたのはこの黒田式光線治療器である。

私も母のことだけでなく、ある時床ずれのひどい人に使ったところ、一度の照射できれいに治ったので驚いた経験もある。母の友人も腸捻転の痛みの時照射して、命拾いをした話を時々している。アトピー性皮膚炎の人にも効果があるようだ。慢性的な病の人や、突発的な場合にも一家に一台あると本当に心強い味方である。この治療器について、日頃の恩に報いるためにも紹介したいと思い書きました。これからもう一度光線治療をします。やはり体は少しづつ弱まっているのでしょう。大事に致します。皆様もお体お大切になさってください。一度きりのこの命です。

*光線研究所:東京都新宿区大久保1-8-18 〒番号169-0072
 電話03-3200-3276