昨日の「相馬神社」のすぐ側に、もう一つ別な神社があります。
「太平山三吉神社」と「平岸天満宮」。二つの名前がありますが、別々の神社なのでしょうか・・・。
とにかく行ってみましょう。
「天満宮」ということで、やはりこちらも、菅原道真公が祀られているのですね。
隣に「三吉霊神」とありますが、ということは、同じ神社なのかな・・・。
ここもまた、「相馬神社」に勝るとも劣らぬ急な坂道を登っていきます。
こちらの狛犬は、何だか穏やかな表情をしているように見えます。
急な坂道を登ってやってきた参拝者を和ませる効果もありそう。
ということで、社殿へ到達。
御覧のとおり、社号額に二つの名前が書かれている、珍しい神社です。
この神社の創祀は、明治36年(1903年)、後のロサンゼルス五輪(昭和7年(1932年))の三段跳びで、道産子選手初の金メダリストとなった南部忠平氏の父、源蔵氏が、太宰府天満宮の分霊を小さな祠に祀ったこととされています。
このことを機に、この神社のある小高い丘一帯が「天神山」と呼ばれるようになりましたが、その後、昭和57年(1982年)に、秋田県に総本宮のある「太平山三吉神社」の分社と合祀して現在の社殿が建てられましたが、社名が一つに統合されることなく、異なる二つの由来をそのまま残した形で、今に至っているということだそうです。
同じ社に二つの神社が祀られているという珍しいこの場所では、御朱印も、それぞれの神社のものが頂けるそうです。
「舞殿」というのがありました。
普段は閉ざされていますが、年に一度の祭礼のときに開かれるそうです。
例年5月の第三日曜日だそうなのだけど、今年はどうだったんでしょう・・・、このご時世ですからね・・・。
境内で綺麗に咲く梅の花(撮影は5月4日)。
祭礼が5月の第三日曜日というのは、菅原道真が愛したとされる梅の花が見ごろを迎える時期ということだそうです。