北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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姉妹都市等の結びつき

2019-03-09 16:46:27 | 釧路&釧根地方












「EGG」の中にある、釧路市と二つの町との姉妹都市提携40周年の記念植樹。
それはいいのだけど、釧路とその二つの町とが、どのようなきっかけで姉妹都市提携を行ったのかについて、「くしろ検定」の公式テキストでは触れられていないけれど、これまた「はこだて検定」の経験から、その辺も覚えておいた方がよいのかなと思って、さらっと調べてみました。

まず、鳥取市。
これはもう調べるまでもないでしょう。
明治17年から18年(1884年~1885年)にかけて、旧鳥取士族513名が、現在の釧路市鳥取地区に移住したことに端を発する歴史的な結びつきが縁で、昭和38年(1963年)に姉妹都市提携を行いました。

続いて、もう一つの秋田県湯沢市。
こちらは、戦前から、米、ワラ工品、木工品の移入などを通じて経済的な交流があったことが縁で、鳥取市と同じ昭和38年に姉妹都市提携を行いました。

とまあ、姉妹都市である二つの町との縁はそんなところなんだけど、釧路市は、この二つの町以外にも、「友好都市」「交流都市」という形での提携を行っている町が五つあるので、それも併せてご紹介します。

まずは、昭和54年に「観光交流都市」提携を行っているのが、岡山市。
国の特別天然記念物に指定されているタンチョウが縁で、昭和54年(1979年)、岡山市にある日本三名園の一つ、後楽園から、釧路市の「丹頂鶴自然公園」へ送られてきたタンチョウの卵を人口孵化させたことがきっかけとなり、それ以降も、観光や物産を通じた交流が盛んに行われています。

この他、「友好都市」提携を行っている町が三つ。
まずは、千葉県の八千代市。





御存知、幣舞橋の橋上ブロンズ像。
実は、八千代市内にある「村上橋」という橋にも同じようなブロンズ像、それも、写真の「夏」の像と同じ、佐藤忠良氏が制作した像が設置されていることから、昭和57年(1982年)に提携が行われ、以後、スポーツを通じた交流が続いています。
八千代市・・・、ちょっと東京から離れているな・・・、「遠足」で上京したついでにでも行ってみようかなと思ったのだけど・・・。

続いて、鹿児島県の出水市。
こちらも岡山市と同じく鶴が縁で、出水市がナベヅルの生息地であることが取り持つ縁で、平成元年(1989年)に友好都市提携が行われました。

そして最後は、山梨県の都留市。
こちらも、町の名前からして鶴が縁・・・というわけではなく、この町で生まれた国際的な画家である増田誠氏が、釧路市内において本格的な創作活動に取り組んだことが縁で、平成4年(1992年)に友好都市提携が行われました。

あれっ、「最後は」なんて書いたけど、先程、「友好都市」提携をしている町が五つあると書いていながら、まだ四つしか紹介していませんね。
というわけで、もう一つは、また次の記事で。
コメント
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