自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

★日本海を狙い撃ち JPCZ寒波と弾道ミサイル

2023年12月17日 | ⇒ニュース走査

   きょう金沢では初雪が降った。自宅の庭先でもうっすらと雪がつもった=写真=。午後の気温は8度、夕方は5度だった。おととい15日は22度で生暖かい空気が漂っていた。このところの寒暖差のせいか、体調が今一つさえない。熱はないが、くしゃみや鼻水が出る。あす18日にかけて北陸や北日本の日本海側を中心に、猛ふぶきや大雪など荒れた天気との予報が出ている。

   日本海を直撃する寒波が「JPCZ」(日本海寒帯気団収束帯)。この影響で日本海から活発な雪雲が断続的に流れ込み、局地的に降雪量が多くなるおそれがあると気象庁が発表している(15日付)。シベリアから寒気団が日本海に向かって流れてくる際に朝鮮半島北部の白頭山によって、いったん二分されるが、その風下で再び合流し、雪雲が発達しやすい収束帯(ライン)となって北陸地方などになだれ込んでくる。2021年1月にJPCZが若狭湾付近に停滞して大雪が降り続き、福井県の北陸自動車でおよそ1600台が2日間動けなくなったことが連日ニュースとなったことがある。今回は新潟県で70㌢、北陸で40㌢と予想されている。

   そして、防衛省は先ほど午後10時40分の速報で、「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されました」と報じた。日経新聞Web版(17日付)によると、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が同日午後10時38分ごろ平壌周辺から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射したと発表した。

   北朝鮮が弾道ミサイル発射するのは9月13日以来ではないだろうか。このときも2発の弾道ミサイルが半島の西岸付近から日本海に発射され、落下した場所は日本のEEZの外側だった。それ以降、北朝鮮は人工衛星に専念し、11月22日に軍事偵察衛星「万里鏡1号」を打ち上げた。打ち上げは再び弾道ミサイルに戻ったのだろうか。

⇒17日(日)夜・金沢の天気   あめ時々ゆき


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