2013年の鉄道を振り返る。第1弾はJR西日本を中心としたJR編です。JR各社の2013年トピックは豪華クルージング列車ななつ星の登場がトップに来るのではないかと思います。JR九州が満を持して投入したななつ星は高額な料金にも関わらずかなり先まで予約が困難な状況で、JRが値上げに踏み切る程の人気となっています。これに続いてJR東日本やJR西日本でもポストカシオペア、ポストトワイライトとなるクルージング列車の導入が検討されるなど、ちょっとしたクルージング列車ブームが到来しつつあります。一般庶民には乗車するのは難しい列車ではありますが、今後どんな列車が登場するのか楽しみにしたいものです。
2013年のJR西日本の動きとしては3月16日ダイヤ改正で、山陰線、福知山線特急から183系が引退しました。くろしおへの287系投入、それに伴う381系の玉突き転配で183系が置き換えられる形になり、ダイヤ改正で引退となりました。287系、381系投入によるスピードアップなどは全く行われておらず、福知山線事故以後、鉄道各社はスピードダウン傾向にあり、あまりスピードアップしなくなりました。安全を無視したスピードアップや余裕時間の切り詰めなどによる見せかけだけのスピードアップは必要ありませんが、利便性の向上を図るとともに所要時間の短縮を追及していってほしいものです。
アーバンネットワークでは引き続き、新快速の増強が図られ、平日夕方ラッシュ時の12両運転拡大とJR神戸線で大阪始発の快速の格上げを行い、大阪始発の新快速が2本増発されました。一方でJR京都線ではデータイムの京都発着の普通を平日は11時~14時台、土休日は13時台、14時台で運転を取り止め、運転本数が減少しています。京都駅ビル開業前に戻った感じでしょうか。その他の路線でも運転の見直しが行われ、本数削減が行われています。最近のダイヤ改正のトレンドとも言える運転本数の見直しですが、来春のダイヤ改正でも引き続き実施される模様です。
その他、本線に復帰していた205系が再び運用から外れ、そのままの帯色で阪和線へと転属しています。阪和線復帰時にサハが外され、6両編成×4本で組成され、サハは吹田工場に留置されたままとなっています。
他社ではJR北海道の不祥事が連発して、業務改善命令が出されました。11月1日のダイヤ見直しが行われ、本数削減やスピードダウン、減車など経営を揺るがすような内容になっています。このままいけば第二の国鉄化にもなりかねない状況だけに今後の動向が注目される所です。
JR東日本ではE5系はやぶさが320km/h運転を開始しました。東京~新青森間は2時間59分となり、3時間を割る時代に突入しました。E5系の増備も行われ、東京~新青森間の列車は全てE5系に統一されました。また、秋田新幹線ではスーパーこまちが新設され、新鋭のE6系を使用して300km/h運転を開始。来春のダイヤ改正では320km/h運転を開始します。
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