EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

近鉄養老線

2007年09月23日 | 東海

030502kin612  近鉄養老線は近鉄各線の中で乗り残していた路線で、03年5月2日の名古屋方面遠征にて乗り潰しを達成している。養老線に乗ったのは後にも先にもこの1回のみだ。養老線は桑名から揖斐に至る路線だが、実質的に大垣で路線が変わるような路線で、系統が完全に分離されている。私が乗った時点ではまだサイクリングトレインは運転されていなかったが、今は利用者が少ないという利点を活かしてサイクリングトレインが運転されている。その効果が出ているのかどうかはわからないが、駅から先のアクセスを考えればローカル線の生きる道としてはサイクリングトレインは各路線とも導入していってもよさそうだ。

 終点の揖斐はかつて名鉄も乗り入れていたが、名鉄は揖斐川を渡った町の中心部に本揖斐駅を構えていた。名鉄のローカル線や市内電車のリストラ策で揖斐線も廃止されてしまい、揖斐町に乗り入れる鉄道は近鉄養老線のみとなったが、養老線の揖斐駅は町の中心部からは外れたところにある。近鉄養老線自体も存続の危機に何度も瀕しており、北勢線のように廃止する方向で検討をされたこともあるが、結局近鉄本体からは分離され、近鉄の子会社として上下分離方式に近い方式でこの10月から運営されることになっている。沿線自治体からの支援も受ける予定で、どういった施策が展開されるかわからないが、名古屋線とは違う狭軌の路線だけに、近鉄以外の鉄道から車両を譲渡されたりする可能性も出てくるのではなかろうか。最も近鉄から分離されても近鉄100%出資の子会社となるので、南大阪線から6000系あたりが転属してくることになるかもしれない。いずれにしても安穏としていられる状況にはないので、動向を注目する必要がある路線だ。


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