阪急京都線の上り夕方ラッシュ時以降の状況です。平日ダイヤ初日の月曜日に梅田発20時台唯一の快速に茨木市まで乗車しました。茨木市までは快速と言っても準急と同じで、河原町寄り先頭車とは言え、かなり空いた状態で梅田を出ました。この辺りは以前の準急と同じような感覚と言えます。十三、南方でも前寄りということもあってか乗車は少なめ、淡路でも似たような感じではあるものの利用者が増えて立ち客が目立つ程度にはなりました。上新庄、南茨木、茨木市と下車客を増やして、茨木市出発時には車内は余裕のある状態でした。高槻市以東で通特、快急と同じ停車駅で運転するのが売りの快速もラッシュのピークを外しているためか、以前の準急と代わり映えしない感じがしました。この快速の設定により普通の運転が偏ったり、普通でさえサイクルが間延びして、不便な20分サイクルをより一層不便にしている印象があります。快速設定の効果が見えないようでは次回改正で整理対象とされてもおかしくはない存在です。
続いて2日目は少し遅い時間帯の梅田発21時20分の通勤特急に乗車。これも河原町寄りの先頭車でしたが、発車間際だったので席にはありつけず、茨木市まで立ったままでした。通勤特急の場合、十三を出ると茨木市まで出入りがないので、ある程度落ち着いて乗れるのは01年改正時の特急と同様です。梅田出発時は立ち客も少なかったですが、十三で立ち客を増やしてある程度恰好がつきました。もっとも快速急行に比べればかわいいものです。茨木市での降車もまぁまぁですが、乗車も少なくなく、結構な立ち客を残して出発して行きました。茨木市では同じ9300系の準急と緩急接続をしていますが、準急の方はガラガラです。この時間帯茨木市では通特と準急の緩急接続はあるものの、普通との緩急接続はなく、総持寺、富田へはやや不便なダイヤとなっています。通特と準急の接続により、この時間帯運転がない快速の補完をして堺筋方面から高槻市以東への旅客の利便性を図っているようですが、果たして効果のほどは如何に?といった感じです。