蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『すい庵@藤沢』さんの「穴子の煮こごり」

2012-09-15 23:12:54 | 神奈川県(藤沢市)

海老名陸上競技場で行なわれた社会人ラグビーの試合を観戦した帰り道、JR藤沢駅から徒歩3分程度のところにある『手打蕎麦・すい庵』さんで一人夕食を取りました。

ビルの1階にある、一見ただのビルにしか見えないお店に入ると、店内は外観とは異なり純和風の造りになっていて、清潔感とやすらぎが感じられます。

お店に着いたのは19時頃でしたが、テーブル席はほぼ埋まっていて、「コ」の字形になっている大きな相席用(?)のテーブル席の一角に腰を下ろし、ビールと一緒に「玉子焼」と「穴子の煮こごり」をお願いします。

まず運ばれてきたのは「穴子の煮こごり」で、そのまま食べても、添えられているワサビと一緒に食べても美味しく、素晴らしい一品です。注文した時、「量が多いので半分にも出来ますが・・・。」と確認されましたが、「じゃ、半分で。」と言わず「いえ、全部食べます。」と答えて大正解でした。なお、この「穴子の煮こごり」はメニューをみると5~9月の期間限定料理とのことで、食べることが出来てラッキーでした。


そして「穴子の煮こごり」が半分になった頃に運ばれてきた「玉子焼」。
ふっくらふわふわした玉子焼をまずそのままいただいてみると、味付けにごま油を使用しているのか、ごま油独特の味わい(?)が感じられ美味しいです。また、辛味大根が添えられていますが、個人的にはそのままいただいても十分美味しいと思います。


ビールがなくなり料理が半分になった頃、日本酒をいただきます。
お酒は飲んだことも聞いたことも無い地酒が3種類並んでいて、今回はその中から山形県の地酒「純米吟醸・圓」(まどか)をいただきましいた。日本酒は木でできた立方体の徳利に入っていて、「木の徳利に入っている」というだけで美味しそうです。

日本酒には「蕎麦味噌」がお通しとして付いてきましたが、最初にいただいたビールには自家製の「そばの実あられ」がお通しとして付いていました。


締めにいただいた蕎麦ですが、蕎麦汁は濃い目のやや辛汁で、カツオの風味はあまり感じられませんでしたが、「全ての蕎麦が十割」らしい太くて硬めの蕎麦との相性も良く、蕎麦汁をタップリ付けても美味しくいただくことのできる蕎麦でした。

美味しい蕎麦前と蕎麦をいただいて、最後に「そば湯」をいただきましたが、この蕎麦湯がまた絶妙な美味さで、そのまま(お湯だけ)飲んでもまろやかさの感じられる美味しい蕎麦湯でした。

お蕎麦屋さんは、一人でも美味しい料理とお酒をいただくことの出来る空間で、今までもあちこちのお蕎麦屋さんで違和感無くそういう風景を見てきました。そして今日は自分もその一人として美味しい料理とお酒を一人でのんびりいただきましたが、閉店間際にも関わらず「コ」の字形のカウンターに同席しているお客さんは夫婦で訪れているお客さんが多く、やはり蕎麦前を楽しむお蕎麦屋さんは「夫婦で訪れる大人の空間なのかな?。」と思った今日の夕食でした。

ごちそうさまでした。



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