蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『深川しまだ@東京・門前仲町』さんの「鴨ねぎ棒焼き」

2016-11-26 14:15:00 | 東京23区(江東区)

所用で葛西へ出掛けたその帰り道、遅い昼食を取るために東京メトロ東西線・門前仲町駅真上ある『純手打うどんそば・深川しまだ』さんに立ち寄ってみました。

お店に到着したのは14時過ぎで、さすがに混雑していないだろうと思いながら引き戸を開けてみると、4人掛けテーブル席が8席ほどある店内に先客の姿は2人組2組と閑散としており、BGMとなっているTV中継や壁に掛けられた多数のお品書きから、肩肘張らない気さくさが感じられます。

ということで、席に着いてまずお酒を決めますが、今日も初めから日本酒をいただこうと思い、カードケースのメニューと壁に貼られているメニューの両方を眺め、岩手県の地酒「純米酒・月の輪」をお願いします。


続いて料理を選びますが、料理もカードケースのメニューと壁に掛けられているお品書きの両方があり、あれこれ悩んだ結果、「鴨ねぎ棒焼き」と「里芋とイカの田舎煮」をお願いすることにします。


サッパリした味わいの「月の輪」をいただきなながら再び壁に掛けられているお品書きを眺めてみると、「金土日限定のかつ煮か…」、「肉豆腐のキムチトッピングも魅力的だな・・・」、「寒いので湯豆腐もいいな…」と、あれもこれもいただきたいと思ってしまう料理が多数並んでいます。


先に運ばれてきたのは「鴨ねぎ棒焼き」で、早速いただいてみると、その名前の通り鴨肉に葱を混ぜてつくね状にした物を串に刺して焼いたような料理で、柔らかさといい、温かさといい、何ら不満の無い思わず唸ってしまうほど美味しい一品でした。


「鴨ねぎ棒焼き」の後を追うように運ばれてきた「里芋とイカの田舎煮」は、やや甘めの味付けなのかな?という感じでしたが、温かさが嬉しい素朴な料理でした。


空いた店内で、BGMとなっているTVの競馬中継をぼんやり眺めながらしばしくつろぎ、「純米酒・月の輪」が無くなったところで青森県の地酒「特別純米・陸奥八仙」と、ホワイトボードに手書きで書かれていた「アスパラ」を天婦羅でお願いします。

予想以上に大きいアスパラを使用した「アスパラの天婦羅」は、香りも良く食べ応えのあるアスパラでしたが、さすがに季節が過ぎてしまったのか、もう一歩旨味がほしいかな?というアスパラでした。

なお、一緒にいただいた「陸奥八仙」」は、辛口ながらほんのり感じられる穏やかな旨味が心地良く、期待通りの美味しい日本酒でした。


さて、居心地も良く、まだまだいただきたい料理が多数ありますが、最後に少々硬めで平打ちの蕎麦を「せいろ」でいただき、今日の蕎麦前と蕎麦が終了となりました。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『純手打うどんそば・深川しまだ』さんは、ご主人らしき元気の良い年配男性が接客に当たっていましたが、一人で訪れた若い女の子にも、同じく一人で訪れたお年寄りの方にも親切丁寧で、見ていて気持ちの良い、その人情味溢れる接客がとても好印象でした。

また、そんな人情味溢れる接客と併せて下町風情の感じられる雰囲気が心地良く、気兼ねすること無く美味しい料理を肴にお酒をいただくことのできる、みんなの町のお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。



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