蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『由寿里庵@横浜・汐見台』さんの「みそ田楽」

2013-06-08 11:05:00 | 横浜市(磯子区)

京浜急行電鉄・屏風浦駅から汗をかきながら坂道をひたすら登っていくと、スーパーや銀行、そして郵便局、更には病院や学校など、生活に必要な施設が一式揃っている汐見台という緑豊かな住宅地に辿り着きます。

今日は、その汐見台商店街にある『生そば&釜めし・由寿里庵』さんへ行ってみました。

駅からは登り坂ということもあって20分程度掛かるのではないかと思いましたが、思っていたほど時間が掛からなかったことから、お店の開店時間前に到着してしまいました。


ということで、付近をブラブラしながら時間を潰し、開店時間の午前11時に再びお店に向うと、年配のご夫婦がお店の前で開店を待っています。「結構人気があるんだろうか?。」なんて思っていると入口に暖簾が掛かり、開店を待っていたご夫婦がお店に入り、そして外観の写真を撮ってからお店の扉をガラガラと開けます。

一歩お店に入るといかにもお蕎麦屋さんという雰囲気で、なかなか落ち着ついた、感じの良いお店です。
席に着くと、まずお茶にするかお水にするかを聞かれたので、昼に蕎麦前は大丈夫か確認してからエビスビール(ビールはエビスとスーパードライの2種類)をお願いします。

ビールを待っている間にメニューを確認すると、事前に確認できなかった「一品もの」(一品料理)も10種類ほどあり、また、日本酒も種類こそ多くはありませんが、三重県の「芳泉の辛口」、石川県の「天狗舞」、新潟県の「雪中梅」と、異なる味わいの日本酒を並べていて十分なラインナップではないかと思います。

しかし、今日は二日酔いで日本酒の「向かい酒」に気持ちが向かなかったことから、蕎麦前はビール1本と「みそ田楽」のみにして、早めに蕎麦をいただくことにします。


運ばれてきた「みそ田楽」は、湯気の立ち上る3種類の温かいコンニャクと味噌が別々になっていて、コンニャクを味噌に付けていただく形です。そして、味噌は甘過ぎず辛過ぎずの甘辛具合で、ビールではなく日本酒との相性が良さそうでしたが、今日は大人しくビールでいただきます。


「みそ田楽」が残り少なくなってきたところで蕎麦をお願いしようと思い、再びメニューを広げます。
初めてのお蕎麦屋さんなのでやはり「せいろ」かな?と思いましたが、「冷やしなす天おろし」や「ごまだれせいろ」といった気になる季節限定の冷たい蕎麦が「食べて!、食べて!。」と言いながら並んでいます。また、霧島産の地鶏を使用した「山鳥せいろ」という、すごく気持ちの引かれる蕎麦もありましたが、今日は既に気持ちが「鴨」に向いてしまっているので、「合鴨せいろ」をいただくことにしました。

さほど待つこと無く運ばれてきた「合鴨せいろ」。
まずは、鹿児島県枕崎産の宗田カツオや千葉県銚子産の枯サバなどを使って作っているという汁をいただいてみると、やや甘い印象ですが、三つ葉が良いアクセントになっていて美味しいです。

次に北海道幌加内産の水車式胴つきそば粉を使用して作っているという蕎麦は、やや柔らか目の普通の蕎麦という印象ですが、小さい子供を連れた家族が買い物帰りに昼食を取っている姿を見ることの出来るお蕎麦屋さんなので、これはこれで良いのだと思います。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『生そば&釜めし・由寿里庵』さんは、蕎麦だけでは無く、うどんや丼物、更には釜飯までメニューに並んでいる幅広い品揃えのお蕎麦屋さんで、蕎麦前も楽しめるお蕎麦屋さんということもあって、のんびり蕎麦前を楽しむお客さん、一人静かに蕎麦を食べるお客さん、そして買い物帰りに家族で昼食を取るお客さんなど、どんなお客さんにも対応出来る、心温まるアットホームなお蕎麦屋さんでした。

ぜひ今度は、二日酔いではない、体調の良い日に蕎麦前をいただきたいです。
ごちそうさまでした。



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