蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『司@横浜・磯子』さんのほんのり甘い「貝の味噌焼」

2015-02-18 17:25:00 | 横浜市(磯子区)

「近くだからいつでも行ける。」と思っているといつまでも行かない・・・。
そんなお蕎麦屋さんになってしまったJR根岸線・根岸駅と磯子駅の中間にある『手打ち関そば・司』さん。

仕事の都合で、たまたま通勤経路と異なるJR根岸線で帰宅する機会が生まれたことから、この機会にぜひ訪れてみようと思い、小雨がパラつく中、磯子駅から少々早歩きでお店に向かいました。

お店に到着したのは開店時間を30分ほど過ぎた17時半前でしたが、音楽では無くラジオが流れているこじんまりとした店内に先客の姿は無く、腰の低い、いつでも出前に行けそうなジャンパー姿の若いご主人に迎えられて店内一番奥のテーブル席に着きます。

席に着いて、差し出された温かいそば茶をいただきながらメニューを開いてみると、品数はそれほど多くはありませんが、低価格の一品料理が並んでいます。そして、塩味の玉子焼に興味が沸きましたが、直ぐに出てくるだろうと思われる「板わさ」と、店内に掲示されていた「かつ煮」をお願いします。


ビールを飲みながらいただいた「板わさ」とお通しの「冷奴」は、どちらもあまり手間隙と時間が掛からないだろうと思われる料理ですが、ビールに似合う手軽な料理ではないかと思います。


続いていただいた「かつ煮」は、ごくごく普通の「かつ煮」でしたが、カツを揚げるところから行っているのか、煮ているにも関わらず衣がカラッとしていて、辛さ控えめの優しく空腹を満たしてくれる「かつ煮」でした、。


ラジオから流れてくるリスナーリクエストの古い歌謡曲(ブルーライト・ヨコハマでした。)を聴きながら、貸切状態の店内でのんびりくつろいでいるのも気分が良いもので、もう少しのんびりさせていただこうと思い、おすすめ品の「貝の味噌焼」と日本酒とだけ書かれているその日本酒を冷でお願いします。

グラスにも、グラスの入っている枡にもタップリ注がれていた日本酒は、一合500円という低価格であったことから大きな期待は持ちませんでしたが、スッキリした口当たりとサッパリした後味がなかなか良い感じの、美味しい日本酒でした。

なお、メニューに銘柄は書かれていませんでしたが、グラスと枡に「酔仙」という文字が書かれていたので岩手県・三陸の地酒「酔仙」なのかもしれません。いずれにしても美味しい日本酒でした。


注文時、「かなり辛いので辛さ抑えましょうか?。」と提案されたので辛さを抑えてもらった「貝の味噌焼」は、予想外の姿で登場しましたが、貝の甘味がほんのり感じられるとても美味しい料理でした。
う~ん、お酒がスッキリしているので辛いままでも良かったかな?。


さて、空腹だった腹具合も随分と満たされたので「もり」をいただきます。
盛りも良く(量も多く)、見るからにツルツルっと喉越し良くいただけそうな蕎麦を、「まぁ、普通かな?。」なんて失礼なことを思いながらいただいてみると、なかなかしっかりしていて美味しいです。
また、良く冷えた蕎麦汁は、じっくり丁寧に作られたということが感じられる、蕎麦同様思っていた以上に美味しい蕎麦汁で、満足感を得ることの出来る「もり」でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打ち関そば・司』さんは、若い(と思うが・・・。)ご主人の丁寧で越の低い接客がとても好印象で、滞在していた約1時間の間、ずっと貸切状態だったということもあって、のんびりくつろぐことの出来る居心地の良いお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。