さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

日本の政治考…

2021-03-26 19:52:31 | ダイアリー


政治のかじ取りが難しくなっています。世界中で...


米国ではバイデン政権がメキシコ国境より入ってくる不法移民の激増に困っています。
前トランプ政権の厳しい不法移民流入策を批判していた民主党が、政権をとってかわって、メキシコから・中米からの不法移民らが米国にどっと流れ込んできています。バイデン民主党政権は、感染症対策で、米国に密入国してきた不法移民を母国に送り返していると説明していますが、不法移民の子供たちは米国内の保護施設にとどめ置いています。この政策が、子供なら米国に入国できるのだという風評に変わり、子供たちが単独で米国に大挙して密入国しています。この移民増が現在の米国の最大の課題だといわれています。

蛇口は開くべきだという政策に、今度は蛇口を閉じることが出来ません。


ドイツのメルケル首相はコロナが再拡大していることを受けて、イースター(イエスキリストが死から生き返った復活の日を祝うもので、今年は4月4日の日曜日にあたります)の前後の三日間をロックダウン(人の流れを完全に止める都市封鎖策)すると決ましたが、翌日、反対論が噴出してきて、ロックダウン策を撤回しました。メルケル首相は経済・社会問題よりも感染症対策を優先して政治を行ってきましたが、ここにきて力尽きました。

蛇口は締めっぱなしには出来ないのです。


日本は諸外国と比べると、新型コロナウイルスワクチンの接種率が突出して低いままです。
高齢者には4月から接種が可能としていた計画は5月下旬になっても打てるかどうかわからない状態のようです。世界的なワクチンの奪い合いに負けているからです。それに緊急的に例外的に外国ワクチンを早期に承認するといっていた厚労省は承認に少なくとも2~3カ月をかけています。外国は、日本は自国でもワクチンを開発が出来たのに資金をかけずに、また、ワクチンの自国開発の必要性を感じていなかった等 ワクチン不足は自業自得的な結果 と冷めた目で眺めているようです。ワクチンの開発は長いものですが、ベースの開発力・技術力があれば、お金をかければ、かなり短い期間でワクチンを仕上げることは出来る(米独英露中はやりました)ようです。アベノマスクやGotoキャンペーンの資金をワクチン開発に集中的に回していたら、もう手元にワクチンが出来ていのかも知れません。

水が止まらない蛇口を工事せずに、シンクの排水溝を何とか塞ごうとしている感じがします。


結果論から言えば何でもあるべき姿・政策がみえますが、政治は、将来を見据えてなされるものですから、結果論で済まされないのが政治でしょう。

選手交代ですか・・・

米国は民主党の政策が不評となると(トランプさん以外が大統領になって)共和党が取って代われる体制にあります。ドイツもCDU/CSU(メルケル首相)政権政策が不評となると緑の党が主体となる連立政権が誕生することになるでしょう。

日本は?

選挙で自民党が負けても自民党は過半数を維持することになるので、首相交代だけしょう。しかも実際の政治は、内閣官房に各省から派遣されてきている官僚が行政の下地を作っているので、官僚体制が大幅に変わらない限り、日本の舵は変わらないでしょう。立憲民主党が政権政党になっても、民主党政権時代の動かない官僚体制に戻ることは必定ですので、官僚が動かす自民党政治に即戻ることになるでしょう。日本の舵は固定タイプでしょうね。
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