さんぽ道から

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LINE大丈夫?

2021-03-17 10:28:41 | ダイアリー


今朝のニュースで一番驚いたのは、ロイター電で [無料通信アプリ「LINE」が中国の開発会社にシステム管理を委託し、中国人技術者が利用者の個人情報にアクセスできる状態になっていたことが分かった]と報じられたことです。

LINEといえば、孫の中学生がどうしてもクラブ仲間との交信にLINEを使いたいのでスマホを買ってほしいと、記憶に新しいことです。日本中の若者が、大人もそうでしょう(われら高齢者同士でもLINEを使っていないのは私だけ)と 日本のほとんどのスマホユーザーが通信に使っているソフトです。日本人の多くの個人情報が中国にじゃじゃ漏れで閲覧可能だったのでしょうか?

LINEの親会社は確かソフトバンクグループ(G)ですよね。ソフトバンクGの大儲けの基はアリババなどの中国新興企業への投資ですよね。ソフトバンクG=中国(公安)とずぶずぶの仲ではないといいんですが・・・

世界は今ファーウェイ(特に5G関連)の通信機器の排除に動いています。理由は中国製の通信機器には何時なんどきでも中国政府の要請に応じて通信データーを提供しなくてはならないという法律に縛られているからです。それなのに、LINEは積極に通信データーを中国に提供出来る体制で運用されていたのです。LINEは、開発は日本でしたが、韓国が株式の大半を買い取ったのちに、ソフトバンクGがヤフーと合体させた経緯を持つ会社です。しかし今はどこの会社でしょう?

日本は概して外部の侵入に対して寛容です。島国で、歴史的に、外部から接触は少なく外からの情報にどん欲であったからでしょう。手痛いしっぺ返し(韓国へは造船・製鉄・自動車・家電・半導体・農作物の秘すべき企業情報が、中国へは韓国に流れた情報の他に新幹線・日本企業誘致に伴う企業情報提出契約によるもので情報が漏れだし、止まれず、米国は特に日本へ不信感を持っています)にもかかわらず、日本は未だに外部の侵入には寛容です。

一方個人情報漏えいには極めて神経質で、たとえば公共業務の効率化や公共サービスの迅速な享受を目的とするマイカードの使用拡大(個人情報を載せる案件)に対しては、マスメディアも含めて、世界一の拒否反応を見せています。

日本人は、外部には情報提供などにも寛容な一方、政府には情報を提示しないという固辞の姿勢です。戦時中の公安活動の復活を恐れているのでしょうか?
それにしてもアンバランスは行政と日本人の意識です。
LINE問題はこんなアンバランスの先行きのような気がします。
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