お笑い芸人の旅である。ロンブーの田村淳が、バンを運転している。そこから岡村、内村、三村、日村、そして最後に志村と合流して、一泊2日の彼等の人間関係、生態が番組として描かれる。
途中,ゆるキャラの「村くん」が現れて、案内をする。最後の場面で、村くんがカブリモノをとると、不機嫌そうなロンブ-の田村亮が現れる。同じ村がつくのに、別扱いとなっている。この演出はきついものがあるが、それはそれで面白い。
独身の岡村、日村、志村。既婚の他の3人。結婚観の違い。支払を巡っての、やりとり。台本のない自然ななりゆき、日常的にはあまり接点のない関係や、付き合いの濃淡があり、さまざまな人間関係が実に面白い。
それぞれ、売れっ子であり、無理しているもの、芝居がかっているものはいない。それぞれの人間性をだして、関係性を構築していく。
田村淳は、もっとも後輩でありながら、結構みんなを引き回していく力量を感じさせる。日村をいじったり、悪童ぶりをみせる。岡村は、みんなの中で、本当に楽しんでいるサマをみせる。内村は控えめであり、常識的であり、普通人ぶりが自然である。全体のバランスに注意している。
三村は、軽妙であり、人間性の良さを感じさせる。日村は、この中では、もっとも格下になるのだろうか、道化役をこなす。しかし、無理がなく、こんな村はいやだ、のカラオケは素晴らしい出来であった。このメンバーのなかで、これができるのは、彼しかいないだろう。志村は、ベテランとして、ニコニコ笑っているのがよく調和する。
それぞれが、個性をだして、揉めるとか、不機嫌になるとか、にならない関係性は、彼らの達人ぶりをみせてくれる。内村は、独特の価値観を秘めており、ひかえめの感じが面白い。今度の企画には、居心地がよかったかどうか、気持ちを聞きたいものだ。
次回もやろうと、熱心に言う岡村の人懐こっさと、悩みを語る様は、深いものがあって、それでいて、次回幹事を引き受けるところなど、自然で、淳がタイミングよくフォローするなどあって、とうとう3時間を見つづけてしまった。
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