子供の態度が変だと、家内の友人のバアさんが嘆く。子供夫婦が離婚して、にわかに母親代わりをせざるをえなくなった人が、朝、子供を起こそうとして、「うるさい!」と言われたとショックをうけている。
離婚した母親の躾がどうだったのか、の問題があるが、それぞれの家庭が余裕なく、ギスギス暮らしている感じがある。
世情が、儲け本位の金カネの世界であれば、世間も家庭も、どこもかもがおかしくなってくる。憲法を変えて、戦争できる国にしようとする現政権、日本はどこへ行くことになるか。彼等の視線は、どこを向いているか。
日本社会、どうやら、あちこちにほころびが、見えてきているのではないだろうか。
人間が健康に暮らしていくためには、条件がいる。前提もいる。邪な考え方を排除することは当然であるが、単なる競争心をあおるばかりでは、いい世の中になるとは思えない。
世のため、人のため、そう思って努力していた時代があった。単純な自己愛ではなく、他者との関係を無視するような傾向は、自己さえも愛することはできない。他者を愛し、他者のことを考えることができるなかで、真に自己も愛することができるのではないだろうか。
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