小選挙区制で、実際の支持よりはるかに大きな、権力を手にした安部クンは、党内をおさえ、異論を封殺して、年来の念願である、戦争をできる国にしようとしている。そして、憲法解釈を変更するという、歴代自民党ができなかった解釈改憲をやってしまったのである。
これを実行するならば、どんな平和憲法を持とうと、一内閣の判断で国を戦争に引っ張り込めることになる。争いをしないと決めた憲法を、完全にないがしろにしたのである。
ヒットラーは、権力を握るのに、大衆の支持を得てやったのである。大衆は恐ろしい。騙される。そして、熱狂すればどこへでも行ってしまう。その前例である。それでも法的手続きはとっている。
安部クンの場合は、違う。ルールを押し曲げてでも、やるという、あからさまなやり方である。これが通るのならば、議席で多数さえとれば、なんでもできるのだ。橋下クンも同様の考え方である。憲法の抑止力を無視したのである。
そこには、チャント議論する姿勢はない。嘘をつこうが、何をしようがいい。とにかく議席さえ多数をとれば、詭弁であろうとウソであろうと、なんでもありなのである。憲法さえ無視するのである。
人類は戦争なんてやってはいかん、こんなこと当たり前ではないかと思っていても、事態は動く。トルコ、ロシア、シリア、・・・フランス、イギリス、アメリカ、どうなっていくのか。
油断できない。ここで、憲法9条をかえて、「普通の国」になったらどうなるか。とんでもない事態に人類は落ち込んでいく。その手助けを日本もすることになる。