自民党の組み替え予算案は、真面目に検討されたものであろうか。そうだとすれば、暗澹たる思いがする。 政権交代が起こったのは、何故か。この意味が問われなければならない。
政権交代の原因は、弱者を無視し、大企業や富者に有利な政策を続けてきた政権に、ついに、弱者が抗議の声をあげて、立ち上がったものではなかったか。
マスコミの力の源泉は、何だろう。それは、情報を一度に、広報できることにあると同時に、価値観の提供がある。世の中の矛盾や、問題点を明らかにし、その解決の方途を探るオピニオンリーダーとしての役割がある。
となると、その価値観が問われる。マスコミを、構成している人間像を考えてみる。そこは、やはり、支配層であり、成功者であり、エリートの一員なのである。
考える方向は、庶民であるとか、弱者には向いていない。 国のあり方であるとか、世界の方向を考えるときに、富者や成功者の既得権益を守るという考え方は、いずれ破綻するだろう。
無責任な、商業主義や、その場しのぎの、いい加減なことでは、世間に害悪を流す、武器ともなる。政権が安定できないのも、そういう国民感情を醸成してしまったマスコミにも、その責任はある。
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