世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

まずまずのスタート

2014年01月01日 | 
憔悴しきってハノイに着いた。


心配していた納豆の持ち込みも無難に通過した。

いつものようにタクシーでホテルに向かう。


大晦日のハノイはどこか浮き足立って、いつもより華やかそうに見える。


ホテルにチェックインすると、

至るところに連絡を入れる作業から始まった。



ボクの頭の中は、どこからどうやって納豆を食べてもらおうかということでいっぱいだった。

ぼやけた頭で気ばかりが焦る。


まずフロントに頼んで、納豆をホテルの冷凍庫に入れてもらう。



脳が、少し寝なきゃと言っている。


ベッドに横になるが

facebookのメッセージやskypeが頻繁に入り、ボクの眠りを妨げる。



街は夜更けとともに一層喧騒さを増していく。

行きつけのアオザイの店に立ち寄る。


アオザイ屋の女主人からディナーデイトのお誘いを受けた。

もちろんOKだ。


軽く食事を済ませ、自分の店の様子を見に行く。

まだ宵の口とあって、あ客はまばらだ。


通りではテレビ局が来てカウントダウンの準備が成られている。


ベトナムは日本より2時間の時差がある。

2時間遅いのだ。


こちらの時間で9時ごろになると、日本からしきりとHappy New Yearのメッセージが入り出す。

ハノイのカウントダウンまでにはまだ3時間近くある。


少し仮眠を取ろう。

ホテルもボクの店も旧市街の中心地にあり、至極便利だ。


日本時間の午前1時。

目覚ましで起こされ、店に向かった。


街はごったがえしてる。

公安がいたるところで立っていて、緊張感が漂う。


店からは音楽が流れ、場の空気はいやが応でも盛り上がってくる。

テレビ局の女性アナウンサーがマイクに向かって話しだしたが

騒音にかき消されて何を言っているのか全く聞き取れない。


いつの間にか年も変わっていた。