日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ロウバイが咲き出しました・・・ロウバイの香りって!? (^o^)
どんどん寒さが厳しくなってきました
早朝ウォーキングをしている時、ロウバイの花が咲き出したのに気が付きました
ロウバイ(蝋梅、唐梅)は、ロウバイ科ロウバイ属で、1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木です
名前に梅がついているため、バラ科サクラ属と誤解されやすいですが、別属です
中国明朝時代に著された薬用植物書「本草綱目」によれば、ロウバイの名は、花弁が蝋のような色であり、且つ臘月(ろうげつ、旧暦12月)に咲くことからつけられたとされています
和名では唐の国から来たこともあり、別名で唐梅とも呼ばれています
朝日が顔を出して、明るくなって来た中で咲き出したロウバイ
ロウバイ、は、「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」、「マンゲツロウバイ(満月蝋梅)」、「トウロウバイ(唐蝋梅)」などの栽培品種があり、その内もっともよく栽培されているのは「ソシンロウバイ」です
ロウバイの基本種は花全体が黄色で、花の中心部は暗紫色をしています
真冬に葉に先立って花が咲き、透き通るような質感と鈍い光沢のある、ロウ細工みたいな花びらとかぐわしい芳香が特徴的です
日本には江戸時代に入ってきて、庭木や生け花として親しまれています。
花後には楕円形の果実ができ、夏~秋になると自然に割れて、黒いタネが出てきます
咲き始めたばかりで、あまり香りがしませんでしたが、もう少し咲いたらきっと甘い香りが香ってくるでしょう
「ロウバイ」の甘い芳香は、花に含まれている各種の精油成分によるもののようです
良い香りはこれらの成分が、うまくブレンドされて、香っているようです
「ロウバイ」の花の中の精油成分は、「ボルネオール(Borneol)」、「リナロール(Linalool)」、「カンファー(Camphor)」、「ファルネゾール(Farnesol)」、「シネオール(Cineole)」などです
「ボルネオール」とは、「龍脳」とか、「ボルネオ樟脳」と呼ばれ、ローズマリーや、ラベンダーなどにも含まれており、コショウの佳い香りとハッカに似た味がするそうです
「リナロール」は、スズランの花の香りのする成分で、「ラベンダー油」などにもエステルとして含まれています
「カンファー」は、「樟脳」と呼ばれ、クスノキ科植物やシソ科植物に存在し、特有の香りと味があって防虫剤としてよく知られています
「ファルネゾール」は、マメ科植物「キンゴウカン」"Acacia farnesiana"の花の精油成分で、香水の原料になります
「シネオール」は、「カンファー」のにおいのする成分で、ユーカリ油、カユプテ油などの主成分として含まれています
ロウバイの花の香は、これらの成分をどんなふうにブレンドしているのでしょう
自然の妙味だと云えます
ロウバイの花や香りにまつわる和歌や俳句がありました
「 蝋梅や 薄雪庭を 刷きのこす 」 水原秋桜子
「 蝋梅の 香の一歩づつ ありそめし 」 稲畑汀子
「 しらじらと 障子を透す 冬の日や 部屋に人なく 蝋梅の花 」 窪田空穂
ロウバイの花言葉は、「慈愛」です
淡い黄色の可憐な花・その甘い馥郁(ふくいく)とした香りは、「ゆとり」と「やすらぎ」を与えてくれます・・・「馥郁」とは、「良い香りが漂っているさま」をいいます
ロウバイの花は、「人に愛惜しむ(いとおしむ)思い」を感じさせてくれます
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