日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ベニシタンに真っ赤な実がつきました
先週ですが、買い物ドライブで産直周りをした折、途中花木センターを見かけて立ち寄って来ました
庭木や盆栽が花木棚に沢山並んでいましたが、私の目を引いたのは、「ベニシタン」の果樹盆栽です
「ベニシタン」はバラ科シャリントウ属・ 中国原産で、昭和初期に渡来した小低木です
暖地では常緑ですが、寒地では落葉樹です
庭木や盆栽などとして栽培され、背丈が1m程しかなりません
枝は水平に地上を這うように伸びます
真っ赤な実をつけた「ベニシタン」の果樹盆栽
「ベニシタン」は、「紅紫檀(ベニシタン)」と漢字では書きます
中国名では、「平枝枸子」という漢字があてられるようです
「ベニシタン」の名の由来は、材の色素サンタリンが、羊毛を紅く染める染剤であり、さらに材が「紫檀(したん)」に見たてられたことからつけられたと云われています
「ベニシタン」の増やし方は容易で、実生や挿し木で増やすことができ、庭木、盆栽、鉢植え、茶花などに利用されています
枝は横に這うように長く伸長し、よく分岐し、濃緑の小葉は光沢があります
葉は革質で艶があり、幅の広い卵形をして、2列に互生しています
枝に沿って淡い紅色の花をつけますが、花は全開はしません
花は5~6月咲き、葉腋から咲く花は、淡紅色~白色の直径約6mmの5弁花です
花後にできる果実は球形で直径約5mm、秋に鮮紅色に熟して小枝に鈴なりにつき、中に淡褐色で扁平の種子が2個入っています
「 ベニシタン 」 の実物盆栽
「ベニシタン」は実物盆栽の中では、割りに造りやすい盆栽のようです
仕立て方は、自然樹形で単幹仕立て、多幹仕立てにするのがおおいようです
植える時期は、開花前の2~3月が適期ですが、晩秋の11月頃にもできるそうです
植え替え地は、水はけがよく、しかも保水性のある肥沃地が適地です
もし植える場所の土質が適していない場合は、砂質土に腐葉土を2割くらい混ぜ排水をよくしておけば大丈夫だそうです
耐寒性、耐暑性、耐潮性があるので、全国どこでも植栽することができると聞きました
剪定は、休眠期(2月)に枝をかなり切り詰めてもよく開花します
隔年結実の習性があり、今年に開花、結実の多かった枝からは、翌年ほとんど新梢の発生は見られなくなるそうです
ベニシタンの 花言葉は、「 統一 」、 「 安定 」 です