日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
サルトリイバラに花が咲きました
春を探しに早春の山に行った時、サルトリイバラ の木を見つけました
サルトリイバラとは、国語辞典によると、
『サルトリイバラ科の蔓性の落葉低木。高さ1~2メートル。茎は節ごとに曲がり、とげがある。葉は卵円形。雌雄異株で、初夏に黄緑色の小花をつけ、実は熟すと赤い』とあり、
サルトリイバラ(=猿捕茨)という名前は、硬いトゲに猿もひっかかる・・というイメージからつけられたそうで、 猿が枝の棘にひっかかって捕獲されるというのが名の由来です
別名の山帰来という名前は、昔この実を毒消しとして使用していた頃、必要な時に山へ行き、実を食べて帰って来た・・・事から名づけられたそうです
サルトリイバラ は、草丈70〜350cmほどで、這うように伸び、茎は硬く、棘が所々に生えます
早春の茎は茶色です
茎は固く、節ごとにジグザグに曲がり、まばらに刺がありました
この刺は猿を捕らえるほど多くも強くもないと思われますが・・・いかがでしょう
むしろ巻きひげと同様に、ツル枝を他の木に引っかけながら這い上がるためと思えます
春の新芽は赤味を帯びます
前年の巻きひげが、葉柄の基とともに残っていました
花芽と葉芽の混芽
春を探してから約1ヶ月近く経ちました
前見たサルトリイバラはどうなったかなと先日見てきました
あの時の新芽は大きく育ち、茎も緑見を帯びて生命力を蓄えてきた感じになってました
サルトリイバラの葉は互生し、円形または広楕円形で先端が尖り、基部は円く、葉質は硬く表面には艶があり、3〜5本の葉脈がみられます
茎は緑色で堅く、力強く、地面から垂直に立ち上がって周囲のやぶをかき分けて生えてきたようです
これはサルトリイバラが、茎を巻き付けて大きくなるタイプでなく、葉柄からでる巻きひげでつかまって上に這い上がるせいでしょうか !?
サルトリイバラは雌雄異株で、4〜5月になると葉腋より散形花序(=茎先から幾本もの枝をだし先に1個づつ花がつく)を伸ばし、多数の花を付けます
花は透明感のある淡黄色で、花被片は6枚・先端が反り返っています・・・6枚のうち3枚はやや大きいです
雄花には雄しべが6本、雌花には子房が3室・柱頭が3本あります
陽射しの中で咲く花をアップしましたが、雄花、雌花の様子が小さい花のため分かりませんでした
10~11月頃紅い実が雌株につくでしょうから、その時株を確認して見よう
サルトリイバラの花言葉は、「 不屈の精神 」、「 元気になる 」、「 屈強 」 です