ダンポポの種

備忘録です

移り変わる、駅前風景

2015年12月01日 23時14分20秒 | うちの近所
新田辺駅の、東出口周辺の様子です。(先日、11月29日に撮影)

かつて「近商ストア」だった建物が、このほど解体撤去されました。
更地になっています。この土地、今後どんなふうに利用されるのだろう。



↑建物の撤去が完了し、更地が広がっている、新田辺駅 東出口の周辺。
 地面がむき出しになっている領域のうち、画像の手前半分が近商ストアの建物用地、奥が京信(信用金庫)支店の用地でした。
 近商ストアはすでに新田辺から営業撤退しており、また、京信もすでに新田辺駅の西出口側へ店舗移転しています。
 更地のそばに取り残されているタイル舗装(足元の、丸形模様が刻まれたタイル)の〝お洒落〟が、歴史を物語っているようです。


◎おもいでの新田辺駅 (再掲画像です)

↑1986年か87年に私が写したもの。橋上駅舎になる前の、新田辺駅です。
 近鉄電車の車体が赤白ツートンに塗り替えられていく過渡期でした。赤と白の塗り分けが、現在とは微妙に異なる編成もありました。
 駅のそばに、京信の白い建物がみえていますね。その奥に、赤色の柵みたいな形をした「近商」の看板が ちらっと見えています。



↑橋上駅舎化される前は、プラットホーム南側(西大寺方)にスロープがあって、構内踏切で上下ホームと改札口が結ばれていました。
 画像の真ん中、立て看板があるところの、もうちょっと奥かな…、そこに当時は「東改札口」がありました。
 東口は、小さな改札口でした。自動改札機は無かった時代。でも、駅員さんは常駐していました。
 更地の地面が見えているところは近商ストアの跡地なので、その時代は、駅と近商が〝直結〟していたのです。大変便利でした。



↑上の画像とほぼ同じ場所から、角度を変えて撮影。
 かつての東改札口から、近商ストア(更地)のそばを抜けていく通路(アスファルト舗装の部分)は、当時、多くの人が行き交う賑やかな空間でした。
 この通路の突き当たりに見えている白い2階建てが、かつて「一Q書房」のお店だった建物。本屋さんだったのです
 私も、新田辺駅での電車待ちのひとときを利用し、通学定期券で改札口をパスして、幾度となくこの店へ足を運んだものです。
 中学生時代、『時刻表2万キロ』(宮脇俊三)に出会ったのも、この本屋さんです。
 高校生時代、「鉄ジャ」を買うようになったのも、この本屋さんでした。お世話になりました。



↑現在の東出口付近。
 駅に一番近いスペースは、コインパーキングになっています。(しかも、最初の15分無料



↑東出口の周辺は、ちょっと、道路が狭いのです
 古くから駅前商店街だった-、ということなんですね。
 1日(最大)600円の看板が見えるコインパーキングは、かつて薬屋さんがあった場所(…だと思う)。時代の流れを感じます。



↑なお、ここの商店街で生まれたのが、<いす-1GP>(いすわんぐらんぷり)です。