ダンポポの種

備忘録です

さいふの日

2013年03月12日 22時47分01秒 | 日記・雑記
早いもので、3月も半ばにさしかかろうとしています。
きょうは3月12日ということで、「サイフの日(財布の日)」なのだそう。(←そんな日があるなんて、初めて知ったわ

◆               ◆               ◆

昔むかし、…と言っても20年ほど前ですが、私は、学生時代に一度だけ、財布を紛失したことがあります。

その日、友達とふたりで遊びに出かけて、帰り道はその友達にクルマでアパート(パナハイツ)まで送ってもらいました。
友達のクルマを見送って、自分の部屋へ戻ったあとに、「あっ、財布が無い!」と気付いたのです。

大いに慌てながらも、記憶をたどってみました。
『えーっと…、帰り道、友達のクルマに乗り込むときには、確か、財布はズボンのポケットに入っていたと思うけどなぁ
そんなにはっきり覚えていなくて、あやふやな記憶だったけれどね。

すぐに友達に電話して、クルマの中を調べてもらいましたが、電話口から聞こえたのは 「車内に財布は落ちていなかった」 との返事でした。

『本当なのか…
声には出さないけれど、疑ってしまう私が居たねー。正直、居た。疑心暗鬼っていうのやな。(←でたっ、鬼だー


次の日、大学で友達と会って、「もう一度、俺にクルマの中を探させてくれないか-」と、私は思わず言ってしまいました。

でも、どう探しても、何度探しても、クルマの中に財布は落ちていませんでした。

「ほら、(車内の)どこにも落ちてないやろ?」と、友達。

でも、私の気持ちはまだすっきりしていません。

私: 「きのう、クルマに乗り込んだときはポケットに入っていたと思うんだけどなぁ…。本当に(車内に)落ちてなかった?」

友達: 「うん、落ちてなかった。何回も言うとるやん」


それでも、なお、私が訊き直したものだから、ついに友達の口からこの言葉が…

友達: 「俺は、おまえの財布を取ったりせんよぉ。クルマの中には落ちてなかったって、言うとるやん」

ああっ、大切な友達に、要らんことを言わせてしまった 
けれど、どうにも私の気持ちがすっきりしていなかったのは、そういうことだものな。
自分のあやふやな記憶から想像を広げて、友達を疑っていた自分が居ました。ごめんなさい。

「疑心は暗鬼を生む」ですから、友達には、このときの私が〝鬼〟みたいに見えたのかもしれません。(←でたっ、鬼だー) (もうええって
財布を落とす(紛失する)って、やっぱり、それぐらい自分を見失うというか、ショックなことですよね。(私だけか…)(←またかいな)

ちなみに、そのときの財布は、結局見つからずじまいでした。どこで落としたのやら…。
現金が入っていただけで、クレジットカードとかはそもそも持っていなかったので、その点は心配なかったけれど。
近くの交番でも尋ねてみたけれど、とうとう、出てこなかったです

財布、大事にしましょうね

どんどはらい。