ダンポポの種

備忘録です

全走、進捗状況(続・前編)

2007年10月07日 23時10分37秒 | 旅のあと
◎計算が合わない? 「謎の1.2km」とは…?!

(全線走破の計算に用いる意味で)
JR西日本の路線距離は4982.2kmと、前回書きました。

それに関する〝確かめ算〟というわけでもないですが、
市販の『時刻表』(今年9月号)をもとに、JR西日本区間の路線距離を計算してみました。

『時刻表』に記載された各路線の距離数をひたすら電卓に入れていくという、地道な作業です。
JR西日本区間の路線を〝全部足し算〟すれば総営業距離が求められるでしょう?という単純な発想ですが…、
とにかく、地道な作業です。
なお、『時刻表』には、旅客列車が走っていない区間(城東貨物線など)は掲載されていないので、前回に触れた41.5kmぶんについては自動的に除外される結果となります。

山陽本線と山陽新幹線の距離計算に、ちょいと要注意な箇所がありますね。(有名かな?)



さて、私が計算した結果、路線距離は4981.0kmと出ました。


『えっ? 4981.0km…?』

冒頭にも記しましたが、前回算出してみた距離は4982.2kmです。
数値が違う? 計算が合わないな。

『1.2km、違っているじゃないか…』

わずかな距離ですが、誤差は誤差。〝謎の1.2km〟であります。



◎大阪環状線と関西本線の、微妙な関係

1.2kmの誤差が生じた原因は何か?
と、いろいろ調べた結果、
大阪環状線と関西本線の距離計算にそれを見出しました。

大阪環状線と関西本線は、天王寺~今宮間において路線が〝重複〟しています。
なので、私は、距離を二重に計算することがないように、片方の線区から天王寺~今宮間の距離を差し引いておいたのです。

ところが、JR西日本のホームページによると、
大阪環状線の路線距離は「天王寺~新今宮間(大阪駅回り)」で計算され、
関西本線の路線距離は「JR難波~亀山間」で計算されています。

これを図にすると、下のようになります。(下図はダンポポが勝手に作成したもの。)



新今宮~天王寺間(一駅区間)が大阪環状線から除外されている理由が分かりませんが、
JR西日本がそうだと言っているので、これに従うしかないです。

図に描かれた線の部分について路線距離を算出したものが、JR西日本の〝公式データ〟となっています。
新今宮~今宮間(1.2km)については、大阪環状線と関西本線の両方を計上し、〝二重計算〟するのが正しいことになりますね。『時刻表』を見るだけでは分からない、特殊なケースではあります。
くどいですが、JR西日本がそうだと言っていることですから…。

というわけで、
私が『時刻表』から算出した距離数に、二重計算ぶんとして、さらに1.2kmを加算すれば良いわけです。
よって、
4981.0km+1.2km=4982.2km、となります。


以上ここまで、同じような数値をこね回す記述が続きましたが、
全線走破への計算に欠かせない「JR西日本の路線距離」について検証しました。
これに基づいて、次回は、乗車済み距離と未乗車距離を計算し、本題である「全線走破の進捗状況」をまとめることにします。

(つづく)



全走、進捗状況(前編)

2007年10月07日 16時55分08秒 | 旅のあと
まだまだ〝道半ば〟のJR全線走破達成に向けて、前回のブログ投稿では、
『JR西日本とJR東海の全線走破を第一目標に据えたい…』
というようなことを書きました。

せっかくなので、現在までの〝全線走破・進捗状況〟をまとめておこうかと思います。
今後、何回かに分けて、ぐちゃぐちゃと書き綴りますので、よろしくお付き合いください。

まずは、JR西日本区間の進捗状況から話を始めます。


◎JR西日本の路線距離について

全線走破の進捗状況…を書くまえに、
そもそも、JR西日本の路線距離は、全部で何kmあるのでしょうか?

近畿・中国・北陸の在来線と山陽新幹線と博多南線がJR西日本の管轄になっています。
かなり広範囲に及んでいると言えますが、さて、全部合計すると何km?

全線走破を目指す者にとって、これは知っておかなくてはならない必須事項です。

手っ取り早く、JR西日本のホームページを見ると、
同社の路線距離は 5024.1km(平成18年4月1日現在)だと書いてあります。
公式ページのデータですから、まさに〝公式記録(数値)〟と言うべきでしょう。
JR西日本がそう言っているのだから、この数値を拠り所にするのが良いと思います。

ただし、この5024.1kmの中には、
「定期旅客列車の運行がない区間」が41.5km含まれています。

大阪の城東貨物線などが、これに該当します。

『城東貨物線って、JR貨物の路線と違うのか?』
と、私も間違った解釈をしていましたが、あれは「JR西日本の路線」に含まれているのですね。
大阪近郊にこういう路線区間が何箇所かあり、それらの距離を合計すると41.5kmになるのです。(←JR西日本ホームページの『データで見るJR西日本2006』から算出できます。)

この41.5kmは「戸籍上はJR西日本の路線」というだけで、旅客列車は運行されていないので、実際には乗ることができません。
ですから、全線走破に向けた計算(集計)に用いる総営業距離には、この41.5kmは含まない(省く)のが良いと思います。
よって、
5024.1km-41.5km=4982.6km、となります。

また、現時点のホームページ(JR西日本)のデータは平成18年4月1日現在なので、それ以降に発生した路線距離の変動として、平成19年春に「和歌山線」の営業距離が0.4km短縮されたぶんを追加計算しておきます。
よって、
4982.6km-0.4km=4982.2km、となります。

現時点では、全線走破の計算に用いる「JR西日本の路線距離」は、この数値が妥当だと思います。


(つづく)