学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

間違い探し(その2)

2012-03-30 | 東日本大震災と研究者
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年 3月30日(金)09時38分30秒

大河ドラマの「王家」問題は、とうとう国会で議論の対象となりましたね。
以下、片山さつき議員のホームページに出ていた「3月29日 総務委員会質問骨子」からの抜粋ですが、この中に明らかな誤りがあります。
それは何でしょうか。

それにしても、国会で本郷さんの名前が出てくるとは・・・。
大河ドラマの影響力はすごいですね。

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今低視聴率に喘いでいる清盛ですが、皇室の呼び名を王家という言葉を使っていることに大変な批判がでておりますが、この時代考証をやった方が東大資料編纂所の准教授の本郷さんという方で、この方の学説なんでしょうが、一般的な学説ではありません。文科省や教科書検定関係者にも聞きましたが、そうではありません。
1972年の新平家物語では吉川英治原作ということもあってか、皇室は皇室のままで、王家という呼称は使っておりません。何故この王家という呼称をNHKとして決定したのか。批判があってプロデューサーが一般的ではないということをおっしゃって、若干ホームページなどは直しておられるのですが、そういう修正をされるんだったら、何故もっと慎重にまた宮内庁にもお聞きになったのかと、皇室にとって先祖の呼称ですから非常に重要で、我が国でも平安時代の王家という呼称が、一般的であったとういう歴史教育のコンセンサスは全然ありません。そこはどう考えてこのような判断をされたのでしょうか。

http://satsuki-katayama.livedoor.biz/archives/6896824.html

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