学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

ヒントは「ちょうど、現代の小学校などでおこなわれている五段階相対評価を思いおこせばよい」

2018-11-27 | 松沢裕作『生きづらい明治社会』
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2018年11月27日(火)21時08分25秒

前回投稿の問題、ヒントは「ちょうど、現代の小学校などでおこなわれている五段階相対評価を思いおこせばよい」ですね。
製糸工女が実際に貰う賃金は相対評価ではなく、絶対的な数値で示されます。
「五段階相対評価」の方法は共通だとしても、地域の教育水準によって、個々の生徒の絶対的な学力は変わってきますね。
父兄が高収入で塾や家庭教師を自由に利用できる地域の小学校と、父兄の収入が低い地域であったり、そもそも塾などの施設が存在しない僻地の小学校では、個々の生徒の五段階評価が同じでも学力は違ってくるはずです。
余談になりますが、「日本の教育の将来をまじめに考えている」かはともかくとして、極端に平等主義的な発想が強く、多数の「教員が五段階相対評価に反対している」ような地域の生徒の学力はかなり低くなりそうですね。
また、更に余談になりますが、仮に中村政則氏が在職していた一橋大学経済学部の全教員を、その知的水準で五段階評価することができ、中村氏が「5」相当だったとして、その「5」という評価が、ノーベル経済学賞受賞者を輩出するシカゴ、ハーバード、ケンブリッジ、イェール大学等での五段階評価の「5」と同じかというと、たぶん違うでしょうね。

設問:一橋大学名誉教授・中村政則の「カラクリ」について
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/3e8ee2cf121a12cc91b07e4be9bb165e
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