裏磐梯のあちこちにノリウツギの白い花を見る季節になった。アジサイの仲間でサビタとも呼ばれ、親しまれている。カーティスクリークの庭にはかってとても香りのよい花を咲かせるノリウツギがあったが、根元から切ってしまった。その後香りの良いノリウツギに出会ったことがない。あのノリウツギはいったいなんだったのだろうか。(甲府沼にて)
オニグルミが重そうに実を付けている。豊作のようだ。このまま台風などで被害を受けることなく秋を迎えてほしいもの。秋になるとリスがクルミを樹下に落としている光景を見かける。下に落としてからやわらかい地面にうずめ、渋い果肉がなくなってから実を食べるようです。時々掘り起すのを忘れることがあるようで、あらぬ場所からクルミが芽を出し、驚くときがある。生き物たちの不思議、ここにもリスとクルミのすばらしい共生関係が存在している。(庭の片隅にて)
庭から森に続く伸びきった草むらにたくさんのアザミが咲きだした。花の少い草むらで特別目立つ。そんなアザミの花から花へ蜜を求めて一匹のミツバチ。後ろ足には花粉の袋をぶら下げている。何のため、誰のため、かくも働き続けなければならないのだろう。壊れかけている羽、ああなんと哀しい。(庭の片隅にて)