妻の要望、シンメトリーのロックガーデンから伸びる北側の花壇を区切りを石を使って真っ直ぐにして欲しい。
今のままでは区切りが曖昧な上、芝生が花壇に入り込んでしまう。4m延長の要望に応えるべく森に入り込み、
40個ほどの石集め、そして一輪車で運び込みの重労働。広がった場所に培養土、山砂埋め込み。
妻の指摘通りスッキリ、さすが。芽吹きが進めばとても素敵な場所になるだろう。
まるで馬鹿、好きなphaeum、2、30株移植。庭中ファエウムだらけ、phaeum fetish 。
だがそんな作業中、常に頭をよぎるもの、あと何年、何のため、誰のための努力の虚しさ。
いつもこの時期に咲く青い花々が咲き出しているのだが・・・
夕食後、疲れた体、休めるためアンコールの前で久しぶり、埃だらけのシングルモルト、アイラの最高峰、Lagavulinを飲む。
流れるは31歳で没したシューベルト、病魔に侵され死を覚悟していただろう時期に作曲した最後のピアノソナタ21番。
演奏されることさえ考えることなく、誰のためでもなく、ひたすら作曲を続けるシューベルト・・・
自身の弱さをSchiffのシューベルトを聴きながら、Lagavulinを飲みながら無心になれない、
この年になっても諦観の境地に達せない、なんと情けない人間なんであろうか、と思う。
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