裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

白馬岳・・・しろうまだけ

2007年09月02日 | 若き日の思い出

昭和38年~40年頃でかあろうか。信濃四谷まで一枚ください。ハクバですね。いやシナノヨツヤです。駅名が変わったのです。エー・・・ハクバという言葉に嫌悪感さえ抱いていた私は強いショックを受ける。信濃四谷、なんと美しい駅名だろうか。それがハクバとは。当時すでに信濃森上行き白馬(ハクバ)という急行は運行されていたのであるが。シロウマ→ハクバの仕掛人は八方尾根にゴンドラを架けた大資本、東急のコマーシャリズムの為せる悪行と信じていた。東急白馬(ハクバ)ホテル→ハクバムラ→急行ハクバ→ハクバ駅。が、時は流れ・・・いまや遠い昔、憎んでいたそのホテルの部屋のバルコニーの椅子に座って暮れ行く森を眺めながら満足げにアルコールを啜ている私・・・
帰宅後なんとなく気になり調べる。事実は昭和29年新宿、松本間の準急白馬(ハクバ)運行開始→昭和31年北城村、神城村合併、白馬村(ハクバムラ)誕生→昭和34年東急白馬ホテル完成。私の浅薄な知識からの誤解とわかる。犯人は国鉄だった?・・・今は少なくともシロウマダケがハクバダケにならぬ事を心より祈る。

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