裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

ドライブ しぶき氷 村上春樹

2022年01月31日 | 本を読む

猪苗代湖のしぶき氷をここ数年見たことがない。

朝の気温-6°c、風が強い、見に行こう、と出かける。

残念ながら期待を裏切られたしぶき氷、強風、寒い。車の窓から撮影。

そのまま湖畔を走り、三森峠トンネル、出来たばかりの新しい2つのトンネルを初めて抜け、

R49と違った郡山に向かう快適なドライブウエイが完成。今日もまたまたナビにBOOK OFFをセット、向かう。

さすが郡山、品揃え豊富、『ねじまき鳥クロニクル』2,3巻、『1Q84』第ー巻、手に入れる、5冊、550円、

作家、出版社、書店を裏切る、こんな流通が許されていいものか、自分の首を絞める行為と、思いつつ。

その他買い物後、また三森を抜け、帰路につく。

昨夜はハードカバー、雨だれ(改行)多き『ノルウェイの森』を自室石油ストーブ前の座椅子、くつろいで時間の経過を気にしつつ読んだ。

確かに面白い、だが出版された当時、各書店店頭に大量に平積みされ、けばけばしい装丁、今、手にして解った出版社が講談社

1000万部売れたベストセラー、当時感じた流行作家ムラカミ、不信が間違いなかった、と思う作品。

理解力のない私は混乱するとしばしば戻り読みする、が『ノルウェイの森』は全く必要がない。

読みながら久しぶり、Bruckner - Symphony No.4 “Romantic” をBluetoothイヤホン、フル・ボリュームで聴きながらでも。

思えば、アメリカでの出版時、出版社との細かいやり取り、駆け引きを短編集で読んだ覚えがある。

主なる春樹の出版社は慎重社(山口瞳流に言えば)だが『ノルウェイの森』は講談社から出版している。

確か『1Q84』?の発売時、春樹が小賢しいことをした記憶がある。

計算高い、自身の書を売り込む手法、そんな村上春樹に共感できない。

年甲斐もなく「ハルキスト」になりつつ、作品に深い思いをもちつつある自分、

堂々とノーベル文学賞、受賞していただきたい、と願うし、その資格十分あり、と思う。

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