五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

暮らす

2017年05月09日 | 第2章 五感と体感



暮らす 2017年5月9日

大型連休最終日の日曜日は我が家での勉強会でした。
自宅で始めたのが13年ほど前。時にはお一人だけを迎えての勉強会もありました。それはそれで、よき時間でした。
プライベートな親しい友人だけをお誘いする形で行うことを続けているうちに、昨年あたりから急に人数が増えだし、先日はとうとうリビングがぎゅうぎゅうになるくらいの大人数に。信頼関係が成り立っている関係性においての集まりなので、濃密に楽しく時が過ぎました。
そんな中、一番古手の勉強会参加者の友人が、「暮らす」ということを仰りました。そういえば、以前もそんなことを仰っていたなぁ~と思いながら、以前と現在の「暮らす」という言葉を発する違いが良いほうに向いていることに、心底喜びを感じました。
「生活する」は、現実的な感じがしますが、「暮らす」という言葉には、手間暇かけた余裕を感じます。
言葉を選ぶにも「丁寧に生活する」よりも「丁寧に暮らす」のほうが、温かみが伝わります。

家の中や庭を設えるにあたり、忙しさにかまけて、書類が床に置かれていたり、適当に買った百円ショップの物が山積みになっていたりすると、少々荒んだ気分になります。
連休後半は、表装作業の合間に家の中を片づけたり、庭の手入れをして過ごしたおかげで、私自身も「暮らす」という言葉が身に染みて尊いものに感ぜられました。

好きで購入した食器や服はそろそろ普段使いにしようと、思うことも、最近湧いてきた思いです。
丁寧に暮らしたいという思いが湧いてきたときに、物の扱い方や選び方が大切になってきます。
そんなことを思うと、断捨離も潔くなります。
大切なものだけに囲まれながら暮らすには、まだ整理が必要ですが、私も友人に気づかされ、改めて暮らしを大切にしたいと思うのでした。

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呼吸整えてから

2017年05月07日 | 第2章 五感と体感

(ブログに登場ずる一連の彫刻の写真はルーブル美術館で撮ったものです。ルーブルで彫刻と遊ぶのが私の趣味の一つです(笑)。この写真も彫刻です。お花と蝶を掴む指は生きているよう。。。)

悩める天使。。。↓


ライオンに喰われるぅ~~↓


・・・
さて、本題、、、

呼吸整えてから 2017年5月7日

今日までの連休で、身体を休めることはできたでしょうか?
私の連休は前半は「動」で後半は「静」と決め、後半の三日間は電車にも車にも乗らずに暮らし、連休明けから7月末に矛先を向けて動くため心身を整えるよう心掛けて過ごします。

徐々におさめて、始まりを迎えると整った呼吸の蓄えがあるせいか、疲労感で翻弄されません。
急におさめようとすると、始まる時点がすでに疲労感となってしまうのです。

せめて、今日は休息日にして、明日から夏休みまでの長い期間を平和に過ごせるよう心掛けたいものです。「養生」は字のごとく。。。

学校は、夏休みまで、余計なお休みはありません。
それを考えると、止まり木のないような憂鬱な気分になるかもしれませんが、それぞれの学年で夏休みまでいろいろなイベントが組まれているので、それを止まり木にしてみて、ゆったり構えられるといいですね。。。

明日から新年度保護者勉強会が始まります。
新たな出会いと再会を楽しみにしています。

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段取りと想像力

2017年05月06日 | 第2章 五感と体感


段取りと想像力 2017年5月6日

連休恒例の実家と自宅の庭仕事が落ち着き、一息つきつつ、昨日は一日表装作業に集中できました。
家にいる時は、FMラジオJWAVEをつけっ放しで、好み構わず聞き流しています。開局以来ずっとそんな調子なので、聞き出してから30年近い月日が経ってしまいました。厳密にいうと確か28年ぐらいでしょうか・・・?

数か月前に購入した中国人の書家の漢詩を解読するところから始まり、裂を決め、中裏打ちという作業を経て、昨日は次の段階である総裏打ちまでの作業を完了させました。
手は作業。耳はラジオだったのですが、連休ということもあり、ラジオの番組もいつもとは違うメニュー。インタビューのコーナーが始まり、耳を傾けているうちに、作業する手が止まり、聞き入ってしまったのです。
インタビュアーはデザイナーの佐藤オオキさん。インタビューを受けていたのは、チームラボの猪子寿之さん。
輝いてお仕事されているお二人の会話がどんなことになるやら、ワクワクしていたのですが、佐藤さんがドン引きするくらいの猪子さんの想像力と段取り力に、私も思わず作業の手が止まっていました。

「一歩先を読む」というようなスケールでは納まらない「森羅万象の曼陀羅の動きをそれらの関係性をも感じ取る」ような感性と頭脳に日本の将来、ほんとうにおもしろいぞ。。。と、思うのでした。
猪子さんの手荷物が大きいことに、「いちいち突発的な出来事で、余計な脳を使いたくないから、いつでもどこでも、どうにでもなるように生きるための荷物を全部持っているんです。」と。「これからニューヨークに行きましょうってなったら、そのまま行けるし。」とも。
世界を股にかけて動いていらっしゃる佐藤さんの反応が、とてもまともに聞こえてきたことも興味深かったです。

ああ、頼もしや頼もしや。

確かに、これから何が起こるか分からない世の中。変化にうろたえないような段取りは、平素の私たちの仕事や生活にも同じことを言うことができるのです。
「眼差しが僕のほうではなく、遥か彼方の宇宙を見ているようだった」という佐藤さんの所感も、さすが経験と感性を鍛えていらっしゃる人の言葉だ、と思った次第です。
次世代にお任せモードに片足突っ込んでいる私が、とても元気をもらったインタビューでございました。

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庭仕事

2017年05月05日 | 第2章 五感と体感


庭仕事 2017年5月5日

五月晴れは、清々しいですね。
日の出が早くなってくると、起きる時間も早くなります。
五月に入ると、体内時計が夏時間になるらしく、起床が4時過ぎになり、日の出とともに起きると充実した一日が過ごせます。
五月の連休に必ず行うのが、庭仕事。まずは自宅。そして、実家で母がやりきれなかった手入れをします。
私は、ここ十年和花にこだわり、洋花は、白いゼラニウムと記念に植えたオリーブの木だけに納まっています。
今は萩の芽がぐんぐん伸びてきたので、一番枝を切り、たくさん生えてきた水引の目を間引き、ドクダミの花を待っているという状況です。
最近は足柄のみかん山から移植した苔や三つ葉も根付いて楽しみが増えてきました。
そんな中、芽が出て4年目に入る松の形成も始め、ますます野趣の風情が増してきた庭となってきました。


私の趣味とは少々違う母は、色とりどりの花を植えて、華やかさを楽しんでいます。それはそれで良いものです。南向きの日当たりのよい庭はそこそこに北側に造った坪庭の世話のほうがやりがいがあるのは、母には内緒です(笑)。
昨日も坪庭の日当たりを少しでも良くするために伸びた枝を切り、苔の種類を変える手はずを整えました。

実家から自宅への帰り道、三島由紀夫の小説「午後の曳航」の舞台になった磯子の山を通り、美空ひばりのご実家の魚屋さんの浜マーケット(小さなパッサージュ)を横目で眺め、不動坂から山手に上り、森林公園の新緑を愉しみ、山元町から山手教会、港の見える丘公園を歩く観光客の人々を見て連休気分を味わい、元町商店街のあたりから山下公園に抜けて、赤レンガ倉庫の横を通り、みなとみらいから横浜の倉庫街に入り、ぼろぼろの三井倉庫を眺めて、六角橋商店街を通り、老舗の白楽のパン屋で食パンを購入し、我が家に到着。。。
充分に観光地巡りです~。
毎度お馴染みの風景ですが、愛着を持っている風景です。

今日も五月晴れ。
今日明日は表装作業に勤しみます。展覧会目前のぎりぎり作業日程なので、ちょいと気合いを入れるとします。



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電車の中

2017年05月04日 | 悔いのない人生とは?


電車の中 2017年5月4日

私が日常に使っている電車は東急東横線です。現在は元町中華街から延びて、所沢や飯能まで行くことができるようになりました。
かつての渋谷駅は、ヨーロッパの終着駅を思わせるプラットホームでした。いつも利用している駅なのに、なぜか哀愁を感ずるのでした。現在、日本でこのような哀愁感ずるプラットホームがあるのは阪急梅田駅ぐらいかもしれません。
考えてみれば、上野駅もそのような駅だったのでしょうね。今は風情は残っているものの、いろいろな方向に延長しているので、昔のイメージとは違います。今では東北への玄関というイメージが無くなってしまいました。それこそ哀愁のある駅だったのだと思います。

昔は、電車の行先の距離がそれほど長くはなかったので、どの線に乗っても、独特な雰囲気があり、乗っている人の個性をも感じるのでした。
それが面白く、個性を持つ電車の雰囲気を楽しんでいたものです。
近年は、多少の個性はあるにしても、昔ほど個性を感じなくなりました。

ここ数日、連休さなかの電車内は、そんなことをつらつら思い浮かぶような雰囲気です。
東横線が各線と繋がったので、上りも下りも大混雑です。久しぶりに家族で電車に乗っているグループや旅行で利用している人、部活の試合から帰ってきた日焼けした中高生等々、、、
乗っている人の表情は、お休みモードで、どこかのびやかです。
終日能楽堂に籠っていた私も、下界に戻り電車の中で何とはなしにこの空気感に交わり、現実に返るのでした。

いつか「青春18きっぷ」を購入して、ひたすら電車に乗り続けて、車窓の風景や乗り降りする人々を眺めて、ぼんやり旅をしてみたいものです。

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情報を捉える

2017年05月03日 | 第2章 五感と体感


情報を捉える 2017年5月3日

大型連休の前半は、能楽関連のあれこれと鎌倉での勉強会で過ぎようとしています。
明日あたりからは、家の事をしながら、表装作業をして、締めの7日は勉強会です。
その間、実家にも行かなくてはならないので、連休中もガサゴソと動いて終わること間違いなしです。
そうはいっても、昨日は鎌倉での勉強会でしたので、人混みから外れた閑静な場所で、穏やかな時を過ごしました。
自宅から目的地までの移動は、どうしても混雑した駅や電車を乗り継いでゆかなくてはなりませんが、私の目的地は、静かな場所ばかりなので、疲れ果てるということはなさそうです。

でも、世間はそういうわけにはいってないようで、朝早くから夜遅くまで空路は飛行機の爆音が鳴り響いています。
朝と夜は低空での飛行は禁止されているのですが、昨晩も21時過ぎまで空がざわついていました。
テレビのニュースを見ても、真実は見えてこないと私は思うのですが、
特にテレビの情報ばかりを大切にしている人々は、不安が増長するのは当然かもしれません。
私自身は、いかなる戦争もあってはならないという意志を持っています。
その意志の上で、地球に住まう人々を知りたくて比較文化を学び、人類の歴史を学び続けています。意志を持っていても私が出来ることは学ぶことぐらいの個人的な小さなことです。
地球に住まう人々のそれぞれの気候風土、環境によって分化していった個性は、美しい森羅万象の世界に含まれています。
こんな時に、「ガンジス川の砂の一粒」を思うのです。小さな一粒であっても、その一粒がなければ、川を流すことはできません。

もしかしたら、人の知恵が宇宙創成の司りに試されているのかもしれません。
・・・そんなことをつらつら考えながら、五連休の一日目の朝を過ごしています。

少なくとも自分自身の身を守る知恵は、持っていたいものです。
というわけで、
「原書房出版の民間防衛(スイス政府編)1,500円+税」という本の存在を記しておきます。



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心から楽しむ

2017年05月01日 | 第2章 五感と体感

クヌギの新芽

心から楽しむ 2017年5月1日

心の底から喜びが湧き出てきたり、
吹き出すほど大笑いしたり、
感慨深い出来事で涙を流したり、
他者との偶然の一致が分かり、驚いたり、

何かのご縁で出会った方々と触れ合ううちに、徐々に織り成す関りが、喜びの方向にいったほうが楽しいものです。
私自身、出会いの時間の括りの中で、笑いがひとつ出てこないと、達成感が持てない性格のようです。笑顔で過ごす時間は、尊いものだと思います。
私が育った家庭では、楽しい話で大笑いするような話題で事が進まなかったことが多かったせいで、外では笑いを求めていたように思います。それが他者から「明るい性格だと思われる」ようになったと推察しています。
明るい話題を敢えて提供することが自分の使命のようになっており、暗い話題で人を悲しませる事は私らしくない、という図式もしっかりと備わっているようです。

幼いころから、トリックスター的な要素を育んできたことは確かなようです。
「私が笑いを取らなきゃ、誰が取る?」
みたいな、自己概念がいつしか自分のものとなっていたのです。

とにもかくにも、楽しい話題で、楽しく過ごすことは、体の巡りにも良いはずで、暗いことばかりに囚われていたら、血の巡りも気の巡りも滞ってしまいます。
連休真っ只中の平日ですが、気分は連休気分です。ちょこっと仕事をしながら、連休を楽しみたいものです。
心から笑って、楽しんで、遊びましょうや。

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