五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

みかんの花とナイーブアート

2017年05月29日 | 第2章 五感と体感


みかんの花とナイーブアート 2017年5月29日

みかんの花がさぁいている~♪
・・・
メロディだけは覚えていますが、歌詞はすっかり忘れています。
小学生時代を湘南の茅ヶ崎で育ったせいか、東海道線の橙色と緑色は、みかん色とお茶の葉色だと教えられたことだけは、しっかり覚えています。

でも、みかんの実は橙色ですが、花は白色です。
5月の初旬に咲き、品種によっては五月末というのもあり、私が手伝っているみかんは、青島、大津という品種で、早生ミカンよりは遅い開花となります。

今回で6回目のお手伝いですが、やることといえば、生えてくる雑草の草刈りです。ひたすら草を刈ります。
お陰で、草刈り機の扱い方も分かってきましたが、師匠の仕事と自分の仕事を比べると月と鼈(スッポン)です。それでも、師匠の姿勢を横目でチラチラ見ながら自分のテリトリーを刈り続け、今回は前回よりも上手になった手応えは感じるようになりました。
月に一度の農家の真似事ではありますが、作物の収穫のための苦労は、やってみなけりゃ分からないものです。ほんとうに大変な作業です。
白いみかんの花の甘い香りは、蜂を呼び寄せ、蝶々が舞い、人間だけでないお友達もできて
楽しいものです。
東ヨーロッパで盛んに農民が描いていたナイーブアート(素朴派)も、作業をしながら頭に描く想像がきっと豊かに湧き上がってきたからなのでしょう。
人間の感性は、森羅万象を疑い出すと負のベクトルにいくらでも進んでいきますが、森羅万象を良き方向に信じ出すと、天に向かうベクトルにいくらでも進んでいきます。
一年を通しての仕事の合間に描く絵は、どこまでも自由に天に向いていたのだろうと、思います。ナイーブアートのぬくもりは、森羅万象の良き方向を信じている人の心の表れそのものだったことが理解できるような気もします。

足柄の山は、箱根の外輪山。東の国の砦のような土地柄も段々と見えてきました。矢倉沢の関所に近いことも分かり、足柄古道の役割も見えてきました。
草刈り機を稼働させながら歴女の私の触覚も動き出しています。
森林浴をしながらゆったりとできる温泉も見つけ、楽しみが増えつつあります。

6月は梅雨の季節です。来月は、もっと雑草が伸びちゃうんだろうなぁ~~、
溜息つきながらも、雑草力の逞しさも期待しつつ。。。。

・・・・
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