
写真:お寺ではありませぬが法隆寺を思わせる某聖堂
繋げる繋がる 2018年5月21日
個と個が結びつくと何かが生み出されていき、さらにそれが何かに繋がって展開してゆくことを考えると、いつも南方熊楠の立体曼陀羅が思い浮かびます。
或る個人を、或る個人に繋げたら面白そうだな。
そんなことを思い、繋げる事を実現させていきながら、又は、繋げられながら、関係性を育み、自分の個性を強化させてきて、半世紀以上生きてきました。
中には、若いうちから、自分の個性を花開かせている人もいますが、大抵の場合、ある程度の歳を重ねて、ようやく自分の個性に見合った人間関係から自分らしい人間関係が構築されていくように思います。
私自身、出会う人には恵まれていても、自分の個性が安定せず、取り逃がしたような経験してきたのですが、40代になってから、ようやく自分らしい繋がりが持ててきたようです。
義務的な繋がりは、そう長くは続きませんが、そういった社会的環境における経験してきてこそ、他者の個性の美と、自分の個性を繋ぎ合わせたらどうだろうか、という希望的観測が見えるようになってきたかもしれません。
類は友を呼びますが、類ではない対象を面白いと思えるようになるまでは、多少の人生経験を積まなくては至らないでしょう。
また、一貫した個性の美を揺るぎなく表しているような人には、繋がりを持ちたい個性が繋がりを求めていくのも自然な成り行きのように感じます。
自分がどんな個性の美と繋がっていくかは、自分次第であり、たぶん、抑圧的な人間嫌いでない限り、それなりに自分らしい繋がりで繋がっていくはずです。
自分と他者の関係性が一つの銀河系だとすると、自分が存在している以外に無数の銀河系があって、更には自分の内にも銀河系が内在していて、もしかしたら、その繋がりを体外で体現していることが、人との繋がりであるかもしれないと、思ったりするのです。
既にデザインされている関係性があって、もしかしたら、自分はそこに向かっているのかもしれない、ともツラツラ考える今日この頃です。
そのうち、到達する「死」という体験が、この世に生きている自分の最後の解釈になることも、人間に与えられた人間の意味でもあるかもしれません。
禅問答のようになってきたので、この辺でやめておきます((笑))
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