五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

身の丈

2009年09月09日 | 第2章 五感と体感
昨日の腰越勉強会、参加者の皆様、お疲れ様でした。
二か月ぶりにこの場所で再会し、馴染んだ顔ぶれにホッとする気分が湧き上がりました。うれしいです。
台風の影響で風が強く波が高くて、空気も湿度が高く、少し喋ると汗がにじむような気候。夏と秋の中間の気候は、秋になり切れない夏の鬱陶しさを一層際立たせるように思います。

さて、昨日のお題は、「発病のメカニズム」。勉強している人には耳慣れた言葉ですが、ここで初めて触れる言葉である方は、ドキッとするかもしれません。
「発病のメカニズム」を簡単にこの場で語ることはできませんが、「人格形成における過程においてなんらかの契機により、適応不能から症状形成に至るまで。」を学びました。

カウンセラーに国家試験「国家資格」がありませんので、社会的責任のことを考えると、難しいものがあります。「人のために」という強い思いとカウンセラー本人の現実吟味力の欠如により、トラブルに巻き込まれることは避けたいものです。
だからこそ、身の丈に合った関わり方をしていきたいものです。
「身の丈」を知れば、充分に値する活動はできるはずです。

「人の心に触れる立場を目指す人は」は知れば知るほど、安易に「人のために」と思えなくなるのが、正常だと思ったほうが良いかもしれません。

「深く尊い他人の成育史を聴く作業」
そのためには、聴く側のエンカウンター(自己との出合い)が、最も大切な学びとなります。

「身の丈を知りながら、どこまで関わるか」
幻想の自己責任による関わりは、相手を不幸にしていきます。

「自分がどこまで関わるか」まずは、このことを最初に頭に浮かべることが大切なようです。

学びとともに、互いに身の丈を知っていきましょう。

できないことには断る勇気を

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